悪魔や悪霊、天使などあらゆる超常現象(スーパーナチュラル)との戦いを描き、世界中のファンから愛され続けた『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』(以下『スパナチュ』)。その前日譚にあたるスピンオフで、ウィンチェスター兄弟ことサムとディーンの両親である、ジョン・ウィンチェスターとメアリー・キャンベルの物語が描かれ『ウィンチェスターズ』の今後のことをクリエイターが語った。米TV Lineが報じている。
シーズン2への更新は?日本ではどこで見れる?
本作の舞台は、1972年のローレンスという田舎町。戦争から帰ってきたジョンは、ある出来事をきかっけに、幼少期に自分を捨てた父親(ジョン・ウィンチェスター)を捜すことに。そして、自身と同じく失踪した父親を捜している19歳のハンター、メアリーと出会う。賢人の家系であるジョンと、ハンターの家系であるメアリーの二人は、友人らと共に家系の謎を解き関係を深めていくというストーリー。日本では、Amazon Prime Videoなどでシーズン1がデジタル販売中だ。
本作が米CWで2022年8月に始まった時、地元テレビ大手のネクスター・メディア・グループがCWの過半数の所有権を獲得し、放送局の経営体制が変わってしまうという状況に。そんな中で、シーズン2への更新も打ち切りの発表もされていないのだ。
『スパナチュ』最大の擁護者の一人であったCWの幹部である、マーク・ペドウィッツがその職を退いたのだが、新体制下では、もう数作品だけ来年分まで更新される可能性があるという。(関連記事:買収されたCW局、既存のドラマで継続するのは数個のみ)『ウィンチェスターズ』のショーランナーであるロビー・トンプソンはTV Lineにこのように話した。
「ご存じのように、何が起こっているかこちらも分からないので、製作パートナーとたくさん話をしました。もしシーズン2へ更新されなかった場合、別の放送局を探さないといけないというようなことも話してきました。しかし、短期的な答えとしては、まだもう少しの間何もわからないということ。ただ今言えるのは、現在のような不確かな時であっても、CWとワーナーは共に仕事をする上で本当に素晴らしい存在であるということです」
トンプソンは、起こるかもしれないことを心配する代わりに、今週アメリカで放送予定のシーズン1最終回に注がれていると付け加えている。「我々は昨日、この最終話を完成させたばかりです。その余韻に浸っています。結果がどうなってもそうなってしまったら仕方がないことですから。でも、もっと多くの物語を語れることを期待しています」
実はトンプソンは、すでにシーズン2の脚本も書いているという。「シーズン2のオープニングは、“この先この方向性でいいだろうか?”と思いながら書いたんです。シーズン1が13話か、22話のどちらになるのかとなったとき、よし、これならまだいけるかな?と思って書いたら、うまくいったのです。これでよかったと思いました。シーズン1はこのまま全13話構成で終わる可能性があるにせよ、この先ももっと語るべきストーリーがあると励まされました。13話のまま終わったとしても、最悪なクリフハンガーではなくきちんとした形にして、皆が満足してくれると思っています」
『ウィンチェスターズ』シーズン1はAmazon Prime Videoなどでデジタル販売中。(海外ドラマNAVI)
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