【スターチャンネルEXランキング】『ザ・キャプチャー』はじめ警察ドラマ人気が上昇中(3月4日更新)

動画配信サービス「スターチャンネルEX」で、2月最も多く視聴された番組のランキングを発表! 独占作品を中心に日本初上陸の最新海外ドラマとスターチャンネルの厳選・激レア映画が揃う中、トップ10にランクインしたのはどの作品か。ドラマ部門と映画部門に分けてチェック!

スターチャンネルEXランキング

ドラマ

1 ザ・キャプチャー 歪められた真実2(字幕版) ↑
2 80日間世界一周(吹替版)
3 リトビネンコ暗殺(字幕版) ↓
4 インベスティゲーション(字幕版)
5 ダウントン・アビー (字幕版)  ↑
6 ハリー・パーマー 国際諜報局(字幕版) ↓
7 ハンニバル (字幕版) ↓
8 DEVILS~金融の悪魔~シーズン2(字幕版)
9 レスポンダー 夜に堕ちた警官(字幕版)
10 I AM 私の分岐点(字幕版)

映画

1 ラストエンペラー[オリジナル全長版](字幕版) ↑
2 サン・スーシの女(字幕版)
3 <4Kレストア版>ラストエンペラー[劇場公開版](字幕版)
4 オフィシャル・シークレット(字幕版) ↓
5 さよならエマニエル夫人(吹替版)木曜洋画劇場版
6 タクシードライバー (字幕版) ↑
7 エリン・ブロコビッチ(字幕版) ↓
8 アーノルド・シュワルツェネッガー/ゴリラ(字幕版)
9 離愁(字幕版)
10 神のゆらぎ(字幕版)

 

海外ドラマでは警察ものが人気だった今月。1位を獲得したのはBBCによるクライムミステリー『ザ・キャプチャー 歪められた真実』待望のシーズン2だ。町のいたるところに監視カメラが設置され、世界有数の監視国家といわれるロンドンを舞台にした本作。ロンドン警視庁の警部レイチェルはテロ対策指令部(SO15)に配属され、これまで現場では知ることのなかった組織の裏側を見ることになる。

私たちの身を守り、時には揺るがぬ犯罪の証拠になると信じられている監視カメラの映像だが、もしそれが偽装されたものだったとしたら… これまでの概念が崩壊する国家規模の陰謀に迫る本作は回を重ねるごとに、緊迫感が増していく。

 

『ザ・キャプチャー 歪められた真実』シーズン2
『ザ・キャプチャー 歪められた真実』シーズン2

 

新キャストには『ギャング・オブ・ロンドン』のパーパ・エッシードゥに加えて、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエラリア・サンド役で知られるインディラ・ヴァルマも参戦。『カーニバル・ロウ』や『フォー・ライフ』、最近では『オビ=ワン・ケノービ』など話題の海外ドラマへの出演が続くインディラ。本作でも容赦なく切り込む敏腕ニュースキャスター役で存在感を発揮している。

3位にはロンドンで毒殺された元ロシアスパイのアレクサンドル・リトビネンコの暗殺事件を、危険と隣り合わせの状況で執念の捜査を続けた刑事や遺族の闘いを描く『リトビネンコ暗殺(字幕版)』がランクイン。4位には、こちらも実話に基づく『インベスティゲーション』がランクインした。

 

『インベスティゲーション』
『インベスティゲーション』

 

2021年3月に日本上陸を果たした本作は、配信開始から2年ほど経つが、ここにきて人気再上昇。2017年に起きたデンマーク史上最も残酷な”潜水艇事件”を捜査官の目線でドラマ化した本作で監督、製作総指揮、脚本を務めたのはデンマーク出身のトビアス・リンホルム。最近ではマッツ・ミケルセン主演映画『アナザーラウンド』や、ジェシカ・チャステインとエディ・レッドメイン主演のサスペンス『グッド・ナース』を手掛け注目を集めているリンホルム。全6話に渡ってその才能を堪能できるはずだ。

映画ランキングでは、『ラストエンペラー』が今月も大人気。「4Kレストア版」に加えて、「オリジナル全長版」も登場。さらに34年前に1度だけ放送されたテレビ朝日の「日曜洋画劇場版」吹替も初配信され、まだまだ『ラストエンペラー』がランキング上位に君臨しそうだ。

 

『ラストエンペラー』
『ラストエンペラー』

 

その他の注目映画は10位にランクインしたグザヴィエ・ドラン主演『神のゆらぎ』『マイ・マザー』で鮮烈な監督デビューを飾り、その後も『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』など次々とカンヌ国際映画祭で高く評価されてきたグザヴィエ・ドラン。カンヌの申し子とも評されるドランが初めて手掛けたTVシリーズ『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』が日本上陸を果たし、話題を呼んでいる。

これに合わせた特集では監督作品を中心にドランの魅力を堪能できる作品が揃っているが、『神のゆらぎ』は俳優としてのドランを楽しめる一作だ。不倫を続ける老バーテンダーとクロークの女、アルコール依存症の妻とギャンブル狂の夫など、一見関係のない人々の人生が思いがけず交錯していくサスペンスフルな群像劇で、ドランが演じるのは「エホバの証人」信徒の看護師を恋人に持つ白血病患者で、また自身も信徒である…という挑戦的な役どころだ。「ただ待っていてもやりたい役のオファーがこないので自分で自分に役を与えるために監督になった」と過去に話していたドランだが、本作では、やりたかった役に巡り合うことができたようだ。

 

『神のゆらぎ』
『神のゆらぎ』

 

『ロリエ・ゴドローと、あの夜のこと』では、脚本・監督・製作・出演を担当。薬物依存症患者のためのリハビリ施設からでてきたばかりの末っ子エリオットを演じている。ドランが全5話に渡って描き出す新たな家族の物語にも注目だ。

(KanaKo)

Photo:『ザ・キャプチャー 歪められた真実』シーズン2© HEYDAY TELEVISION LIMITED MMXXII./アイキャッチ『インベスティゲーション』©Henrik Ohsten and Miso Film・文中『インベスティゲーション』©2020 Fremantle. All Rights Reserved./『ラストエンペラー』(C)Recorded Picture Company/『神のゆらぎ』© 2012 Productions Miraculum Inc.