日本でも12月14日(水)よりデジタル販売がはじまる『SUPERNATURAL』前日譚『ウィンチェスターズ』。全12シーズンに渡って世界を夢中にさせたヒット作のスピンオフには製作段階から注目が集まっており、待望の日本上陸にファンも湧く中、シーズン1のエピソード数が全13話と短くなることが発表された。
その影響は『スパナチュ』元キャスト出演の複数ドラマにも…
TV Lineによると13話構成になることが発表されたのは、ウィンチェスター家の長男・ディーン役でお馴染みのジェンセン・アクレス夫妻が製作総指揮を務める『ウィンチェスターズ』とウィンチェスター家の次男・サム役でお馴染みのジャレッド・パダレッキが製作総指揮と主演を務める『WALKER/ウォーカー』のスピンオフ『Walker: Independence(原題)』の二作。どちらもエピソード数はカットされたものの、シーズン2へ更新される可能性はまだ残っているという。
この決断を下したのは米CWを買収したNetstarによって新たな代表に任命されたデニス・ミラー。二作に限らず、解禁が待たれるミシャ・コリンズ出演の『Gotham Knights(原題)』含む、新作CWドラマすべてにこの決定がなされた。
『ウィンチェスターズ』はすでに放送された第1話から第3話において、総視聴者数60万人、視聴率約0.1という結果で、DVRの再生により視聴者数が66パーセントアップという結果が出た。
米国最大手Netstarが75パーセントの株を保有することになったCWは、低視聴率改善にメスをいれるべく人事改革を行い、長くCWの代表を務めてきたマーク・ペドウィッツが退任。新代表ミラーは実際のCW視聴者の平均年齢にあわせてより年齢の高い層をターゲットにした作品作りを目指すことや、リアリティショーなど低予算で脚本のない作品を増やしていくことなどを計画しており、大きな方向転換と改革が行われそうだ。
CWが展開してきた『DC’s Stargirl(原題)』と『ナンシー・ドリュー』はすでに打ち切りが発表され、『THE FLASH/フラッシュ』や『リバーデイル』といった人気シリーズも来年ファイナルシーズンを迎えることが決定済み。数々のヒットシリーズを世に送り出してきたCWにはどのような運命が待っているのか。その行方に今後も注視していきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウィンチェスターズ』シーズン1(c) 2022 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.