英国貴族と使用人たちの人間模様を描き、世界中で人気を集めた『ダウントン・アビー』だが、本作にロバート・クローリー役で出演しているヒュー・ボネヴィルは、当初、世界的に大ヒットになるとは思っていなかったことを告白した。
『ダウントン・アビー』の成功は驚きだった
ヒューはシリーズが発表される前、この手の大河ドラマは退屈だという評価をされていたことからドラマの成功は驚きだったという。『The Graham Norton Show(原題)』の最新エピソードに出演し、『ダウントン・アビー』が自身のキャリアに与えた影響についても話した。
「私のところに来て、“『ダウントン・アビー』がヒットしてほっとしたでしょう”と言う人が何人もいましたが、私は25年以上この仕事をしていて、それまでもずっと幸せでした。
シリーズ1の時は誰も特に興味を示さず、時代物は死んだと思われていたのに、突然爆発的に世界中でヒットして、どの国に行っても社会現象のようになっていました。とても奇妙に見えましたし、同時に素晴らしいことでもありましたが、この作品にヒットによってものすごく変わったのです。『ダウントン・アビー』がなければ、私は映画『パディントン』に出会うこともなかったでしょう」
2010年に放送開始された『ダウントン・アビー』は、ITVでの初回放送で920万人の視聴者を集め、2009年に犯罪ドラマ『ホワイトチャペル』が同局で放送されて以来、最も成功した新ドラマとなった。シーズン1の大成功を受けて、その後ドラマシリーズは5シーズン、2本の長編映画が製作された。
『ダウントン・アビー』の今後は?
ヒューは最近、『ダウントン・アビー』の将来について、「このドラマが復活するかどうかはわからないが、おそらく復活はしないのではないか」と米Radio Timesに語っている。
「今後どうなるかはわかりません。しばらくは3作目をやるエネルギーがあるんじゃないかと思いましたが、たぶんそれはないんじゃないかと思います。最高潮にいる段階で辞めたと思いますよ。とても愛されていましたし、素晴らしい状況だったので3作目は難しいと思います。でも、わかりません。ただもしあれで終わりなら、素晴らしい終わり方だったと思います」
映画版第2弾『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』は絶賛公開中。ドラマ版『ダウントン・アビー』、映画版第1弾はU-NEXTなどにて配信中。(海外ドラマNAVI)
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