Netflix実写ドラマ版『バイオハザード』シーズン1で打ち切り、批評家&視聴者ともに厳しい評価だった

7月14日(木)からNetflixで独占配信された実写ドラマシリーズ『バイオハザード』が、シーズン1で打ち切りとなった。米Deadlineなどが伝えている。

世界的人気を誇る大ヒットビデオゲームの実写ドラマシリーズとして注目を集めたアクション・ホラー『バイオハザード』。全8話が7月14日に配信されてから約1カ月半経つが、Netflixは打ち切りを発表。週間視聴時間ランキングでの結果とコストが見合わなかったことや、Netflixのシリーズ更新基準を満たすことができなかったことなどが理由と思われる。

ドラマランキングから離脱…

『バイオハザード』は配信初週に、英語作品の週間視聴時間ランキングで、7267万時間を記録して2位を獲得。翌週は7326万時間を記録するものの3位に落ち、3週目には2747万時間で5位に。その後ランキングに登場することはなかった。同時期にメガヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4が配信されていたとはいえ、ある程度の知名度と注目度を誇る新作ドラマが3週のみでランキング離脱してしまうのは寂しい。さらに大手批評サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア55%、視聴者スコア27%という結果で、非常に厳しい評価が集まっている。

世界中を社会現象に巻き込むほどのヒットシリーズが揃っているNetflix。前述した『ストレンジャー・シングス』をはじめ、『ウィッチャー』『アンブレラ・アカデミー』『暗黒と神秘の骨』『ヴァイキング ~ヴァルハラ~』『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』『ブラック・ミラー』など新シーズン製作が待たれる人気作は非常に多い。

最近では、ニール・ゲイマンによるコミックスを実写化した『サンドマン』が3週連続1位を記録していることなどからシリーズ更新に期待が寄せられているが、ゲイマンは予算面から更新が確実であるとは言えないと厳しい見方を示しており、熾烈な作品競争があることが見える。

パオラ・ヌニェスが存在感を発揮

写真右:パオラ・ヌニェス

残念ながら結果を残せなかった『バイオハザード』だが、多様なキャスティングは評価すべき点のひとつ。『バッドボーイズ フォー・ライフ』などに出演したメキシコ出身のパオラ・ヌニェスは存在感を発揮しているキャストのひとりで、すでにマーク・ハミル出演のホラーシリーズ『The Fall of the House of Usher(原題)』や、Netflix映画『Fuga De Reinas(原題)』への出演が決定。『バイオハザード』を機にNetflixとのホットラインを築き上げたパオラの世界的知名度は今後ますます高まるに違いない。

ちなみにNetflixが『バイオハザード』フランチャイズ作品を手掛けるのは2021年に配信されたアニメシリーズ『バイオハザード: インフィニット ダークネス』に続き今回で2度目となる。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:Netflix実写ドラマシリーズ『バイオハザード』