『LAW & ORDER ロー＆オーダー』でデイル・セレッタ役を演じ、『グッドフェローズ』や『ディック・トレイシー』『ニクソン』などの話題作で活躍した名優ポール・ソルヴィノが、83歳で逝去したことが明らかとなった。米TV Insiderなど複数メディアが報じている。
ポールの訃報は、妻で女優のディー・ディー・ソルヴィノによって発表され、広報担当によると、ポールは米現地時間7月25日（月）にフロリダ州ジャクソンビルのメイヨー・クリニックで息を引き取ったとのこと。
My father the great Paul Sorvino has passed. My heart is rent asunder- a life of love and joy and wisdom with him is over. He was the most wonderful father. I love him so much. I’m sending you love in the stars Dad as you ascend.
— Mira Sorvino (@MiraSorvino) July 25, 2022
ポールの娘で、『誘惑のアフロディーテ』や『ロミーとミッシェルの場合』などで知られる女優のミラ・ソルヴィノが、SNSに追悼の意を投稿。「私の父、偉大なるポール・ソルヴィノが亡くなりました。私の心は引き裂かれたかのようです。父と過ごした、愛と喜びと叡智に満ちた人生が終わってしまったのです。彼は最も素晴らしい父親でした。父を心から愛しています。父が天国へ行くとき、私は星の中で愛を贈ります」
ディー・ディーも自身のInstagramにポールと一緒に写った画像を投稿し、「完全に打ちのめされています。私の最愛の人で、今まで出会ったなかで最も素晴らしい男性がいなくなったのです。悲嘆に暮れています」と、夫を失った悲しみを綴っている。
1970年に映画デビューしたポールは、その風貌からギャングのボスなど強面の役柄を得意とし、マーティン・スコセッシ監督による『グッドフェローズ』は代表作。残念にも、同作で共演したレイ・リオッタも今年5月に帰らぬ人となっていた。
一方で、レオナルド・ディカプリオが主演した『ロミオ＋ジュリエット』など時代物の恋愛映画や、禁断のゴシック・ファンタジー・ロック・オペラ映画『REPO! レポ』など毛色の異なる作品にも出演。その他にも、『ギャング・イン・L.A.』や『ハリウッド・スキャンダル』などにも登場し、最近では、米Epixのギャングドラマ『ゴッドファーザー・オブ・ハーレム』に出演していた。
数多くの名作で映画史に名を刻んだ、ポールの冥福を心よりお祈りいたします。
（海外ドラマNAVI）
Photo:ポール・ソルヴィノ©PHIL ROACH/FAMOUS
