20世紀初頭の英国を舞台に、貴族とその使用人たちの複雑な人間模様を描いて大ヒットしたドラマ『ダウントン・アビー』。2019年に公開された映画版の続編となる『Downton Abbey: A New Era(原題)』が海外でリリースされたが、今後もシリーズは続いていくのだろうか? その疑問にクリエイターのジュリアン・フェロウズが答えている。
『ダウントン・アビー』の今後の予定
英Sky Newsのインタビューに応じたフェロウズがシリーズの未来について質問され、次のように答えている。
「その答えはわかりません。彼ら(スタジオ)とキャストがもっと先を望むなら、さらに作品を提供する方法を見つけられることは確かです。ですが、もしシリーズが自然な経過で終わったとしても気にしませんし、それで十分だと思います。そして、長年にわたって私たちが人々に楽しみを与えてきたのなら、それはとても幸せなことです」
またフェロウズは、配信サービスの台頭によってテレビ・映画界が大きく変化している点にも言及している。「私は悩める時代ではなく、非常に興味深い時代に生きていると思うようにしています。ですが、5年後にどうなっているかは分かりませんよね。映画館で1週間上映されただけで、テレビリリースのために作られた作品にアカデミー賞が贈られています。これは良いことなのか悪いことなのでしょうか? 私にはわかりませんし答えられません」
『ダウントン・アビー』映画版第2弾のあらすじ
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— Downton Abbey (@DowntonAbbey) April 19, 2022
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映画版第1弾の続きを描く『Downton Abbey: A New Era』は、1920年代末期が舞台に。先代伯爵夫人バイオレット(マギー・スミス)が、大昔に出会った男性が遺した南フランスの別荘を相続したことを家族に打ち明けるところから物語は始まる。一家は海を越えてこの地を訪れることになり、バイオレットの隠された過去についても明らかになっていく。
ドラマシリーズでおなじみのキャストの他に、ヒュー・ダンシー(『ハンニバル』)、ローラ・ハドック(『ダ・ヴィンチと禁断の謎』)、ナタリー・バイ(『オートクチュール』)、ドミニク・ウェスト(『アフェア 情事の行方』)らが新たに参加。サイモン・カーティス(『黄金のアデーレ 名画の帰還』)が監督を務め、フェロウズが脚本を担っている。
『Downton Abbey: A New Era』はイギリスで公開中。なお、クリエイターのフェロウズが指揮を執り、アメリカ版『ダウントン・アビー』とも言われている『The Gilded Age(原題)』は、U-NEXTにて2022年日本配信予定。(海外ドラマNAVI)
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(2022年5月時点での情報です)
Photo:『ダウントン・アビー』公式Twitterより(@DowntonAbbey)