ウォーカーがはびこる世界で、生存者が壮絶なサバイバルを繰り広げる米AMCの大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』でカール・グライムズを演じたチャンドラー・リッグスが、新作でも世紀末的な世界に挑んでいる。英Digital Spyが報じた。
チャンドラーが出演する新作『Only(原題)』は、世界的に蔓延した謎のウイルスが地球上にいる女性のほとんどの命を奪った後、当局から身を隠して自主隔離に耐えるカップルを描くダークなSF映画だ。
まるで新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を彷彿とさせるこの作品でチャンドラーが演じるのは、生き残っている数少ない女性を探し出して報酬目的で当局に突き出す青年ケイシー。『ウォーキング・デッド』同様に世紀末的な世界が描かれる本作で、悪役と呼べそうなキャラクターに挑戦しているようだ。
そして生き延びるために逃げる主人公カップル、エヴァ役をフリーダ・ピント(『スラムドッグ$ミリオネア』)が、ウィル役をレスリー・オドム・Jr(『オリエント急行殺人事件』)が演じる。
チャンドラーは本作についてTwitterで「信じられないくらい情熱的なチームとフィルムメイカーによって作られた作品」とコメントしている。
『ウォーキング・デッド』をシーズン8で卒業した後、チャンドラーは米ABCのヒューマンドラマ『A Million Little Things(原題)』シーズン1&2で計9話にわたりPJ役でゲスト出演。そのほかには、ジョシュ・ハートネット(『ナイトメア ~血塗られた秘密~』)が主演する犯罪スリラー映画『Inherit the Viper(原題)』にも姿を見せている。
トライベッカ映画祭に出品されていた『Only』。一刻も早く日本にも上陸することを願いたい。(海外ドラマNAVI)
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『ウォーキング・デッド』
(C)Gene Page/AMC