アガサ・クリスティが生んだ名探偵エルキュール・ポアロが新たな謎に挑む! 1937年に発表された「ナイルに死す」の映画化『ナイル殺人事件』がいよいよ公開。このたび、監督・主演を務めるケネス・ブラナーが、ある共演者について絶賛したコメントが明らかとなった。
『ナイル殺人事件』は、ガル・ガドット(『ワンダーウーマン』)をはじめ、アーミー・ハマー(『君の名前で僕を呼んで』)やアネット・ベニング(『20センチュリー・ウーマン』)など、豪華キャストで贈るミステリー。
今をときめく若手がそろい踏みする中、今回スポットを当てたいのが、エマ・マッキー。Netflixオリジナル『セックス・エデュケーション』では、ピンク髪が印象的な、根は優しい不良高校生メイブを演じていることでおなじみだ。エマ演じるジャクリーン・ド・ベルフォールは、客船で起きる殺人事件の被害者リネット(ガル・ガドット)の親友かつ、彼女に婚約者を奪われた経緯を持つ、容疑者の一人。
本作の監督・主演を務めたケネスは、ジャクリーンについて「友人に裏切られ、悲しさと脆い感情を抱えていますが、同時にそのせいで、彼女は驚異的なまでに予測不能で危険な存在になっているのです」と多面的な複雑さを語る。
さらに「エマは、ジャッキーのユーモアとダークさと脆さと親切さをきっちり捉えてみせました。とても複雑なキャラクターですが、そこに膨大なデリケートさを注ぎ込んでいます」と、ジャクリーンを見事に演じ切ったエマの巧みな演技を絶賛した。
現在26歳の若さで、役者として高い評判を得ているエマは、今回のジャクリーン役を演じるにあたって、キャラクターに隠されたストーリーを汲み取り、細かい役作りに励んでいたことを明かす。
「これまで経験したどの役よりも、キャラクターに向き合いました。声のレッスンと動き、ダンスのレッスンを組み合わせたり......。そうしてキャラクターを実際に身体的に表現していったのです。役作りの当初から、キャラクターについての疑問や、どう創り上げるか、そしていかに現代風で新鮮な共感できるキャラクターにしていくかをケネスと話し合いました」
エマ演じるジャクリーンにも注目したい『ナイル殺人事件』は、本日2月25日(金)に全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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『ナイル殺人事件』(c)2022 20th Century Studios. All rights reserved