『メンタリスト』サイモン・ベイカーの現在は?俳優業から距離を置いている理由

米CBSの人気犯罪捜査ドラマ『メンタリスト』のパトリック・ジェーン役でおなじみのサイモン・ベイカー。2008年から7シーズン続いた同作が2015年に終わりを迎えて以来、彼の活躍は4本の映画(内1本は今年公開予定)に出演したに留まるが、今は何をしているのだろうか? 俳優業から離れている理由を本人が説明している。米Cinema Blendが伝えた。

今はゆっくりなペースで活動中

サイモンによれば、役者としての活動を抑えているのはキャリアの初期に仕事に打ち込み過ぎていたため、今は家族と過ごす時間をより増やしたいという思いからだという。前述の通り、彼は完全に仕事を辞めたわけではなく、ここ数年はゆっくりとしたペースで活動を続けている。

「若い頃は立て続けに仕事をこなし、50代前半になった今、家族を養うことができるようになったので、物事に向かう姿勢や見方が異なっていると思う。今の私にとっては少し違うんだ。それほど仕事に飢えているわけではないので、自分が関わりたいと思う物語を選んでいる」

また、最近のサイモンが焦点を当てているのは、テレビと映画をより融合させる方法についてだという。TVシリーズの撮影が常に時間に追われることはよく知られている話であり、サイモンはTVシリーズの撮影も映画のように、より時間に余裕を持たせることで家族や友人と過ごす時間を作れるようにしたいのだという。

オーストラリアからハリウッドへ

サイモンは地元オーストラリアで俳優としてのキャリアをスタートさせ、デビュー当初はオーストラリアのTVドラマ『A Country Practice(原題)』(1993年)、『E Street(原題)』(1992年~1993年)などで活動していた。1995年にロサンゼルスへ移ると、1997年に『L.A.コンフィデンシャル』でハリウッドデビューを果たし、以降、『プラダを着た悪魔』、『ザ・リング2』などの映画に出演。2001年から2004年には『堕ちた弁護士 〜ニック・フォーリン〜』でアメリカのTVシリーズに初主演し、2008年に代表作となる『メンタリスト』が始まった。

2015年に『メンタリスト』が終了すると、サイモンはオーストラリアへ帰国し、自宅に拠点を置きながらできる仕事をこなしている様子。落ち着いた日々を過ごす中で、膨大なプロジェクトがあるアメリカのエンターテイメント業界を懐かしく思うという。

「僕が覚えているのは、ハリウッドに最初に着いた時の仕事の数だ。オーディションの数、製作されているコンテンツの量のことだよ。それは90年代半ばのことだったけど、今でも変わりない。とんでもない量のコンテンツがあるんだ。当時、それに感動した。オーストラリアの俳優としては、2、3カ月に1度台本が届き、誰もがそれを取り合う。オーストラリアの映画産業は小さなものだから」

時が来たと感じた時、もしくは十分にお金を稼いだと思うと、自分がやりたいことを追求するために仕事のペースを調整する俳優は多い。サイモンもCBSとの契約で少なくとも3000万ドル以上を稼いだはずであり、よっぽど浪費をしていなければ、今後も生活するには十分のはず。落ち着いて自分のやりたいことに情熱を傾けている彼が今後どのような活躍を見せてくれるのか、楽しみにしたい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

『メンタリスト』(c)Warner Bros. Entertainment Inc.