麻薬王に追い詰められたサラリーマンが家族を巻き込み犯罪行為に手を染める、Netflixオリジナルシリーズ『オザークへようこそ』。ファイナルとなるシーズン4のパート1の配信はすでにスタートしているが、気になる残りのパート2の解禁日が明らかになった。米Hollywood Reporterほか複数メディアが報じている。
全7話からなるパート2のティーザーとともに発表された配信日は今年4月29日(金)。これはパート1が配信された1月からおよそ3ヵ月後にあたり、予想されていたよりも早い日程での解禁となった。
本作は、ファイナンシャルプランナーの夫、マーティ(ジェイソン・ベイトマン)が妻ウェンディ(ローラ・リニー)や子どもらと共に、シカゴ郊外からミズーリ州のオザーク高原にあるサマーリゾート地に引っ越すところから物語が始まる。引っ越したその理由は、麻薬組織のボスの怒りを鎮めるためであり、この地でマーティはマネーロンダリングを行い暗黒の世界にどんどん足を踏み入れていくというストーリーだ。
ファイナルシーズンを分割する理由のひとつとして、各パートを異なる賞の枠にノミネートできるようにするためだと考えられていたため、これほど短いスパンでの解禁は少々意外ともいえる。高い評価を受けた作品のファイナルシーズンをより印象的にするために、こうした分割方式を用いるのは一般的な戦術なのだが、本作のパート1、2共に2021年6月1日から2022年5月31日までの期間のものが対象とされる第74回エミー賞の選考期間中に放送されることになるのだ。
ショーランナーのクリス・マンディは、マーティとウェンディ、そしてビジネスパートナーのルース(ジュリア・ガーナー)が、連邦捜査と冷酷な麻薬カルテル組織を切り抜けるこの物語のファイナルシーズンで、ファンは納得する結末を見ることになるだろうと語っている。
「私はいつも完結する形を望んでいます。適当になるのは嫌なのです。"OK、これで本当に終わりだ"と感じたいのです。ですから、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、願わくば、皆さんがきちんとした結末だったと感じてくれればと思っています。物語全体としては、家族とその絆をより深く描いています。究極の絆とは家族なのか?それとも友情?結婚?たとえ誰かを愛していても、ずっと一緒にとどまり続けることは不健全なことなのか?マーティとウェンディと共に、そういったことを掘り下げていくつもりです。後半も楽しくてエキサイティングで、かつ、ルースを含めたバード家にとってエモーショナルなものになればいいなと思っています」
そんな『オザークへようこそ』シーズン4パート1までは、現在Netflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)
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『オザークへようこそ』©COURTESY OF NETFLIX