運命の女性と恋に落ちるまでの長く険しい道のりをユーモアたっぷりに描いた米CBSの大人気シットコム『ママと恋に落ちるまで』(以下『ママ恋』)。すでに本国では放送がスタートしている本作のスピンオフ『パパと恋に落ちるまで』には、どうやらバーニー・スティンソンは登場しない方がいいと言われているようだ。米TV Lineが報じている。
米Huluによるスピンオフ『パパと恋に落ちるまで』は、ヒラリー・ダフ(『Younger/ライザのサバヨミ大作戦』)演じる主人公ソフィーが、自分の息子に父親との出会いを語っていく形で夫婦のラブストーリーが描かれる。
オリジナル版でバーニーを演じて一躍有名になったニール・パトリック・ハリス。ヒラリーへのインタビューで、逆にヒラリーから「バーニーとしてカムバックするか」と質問されたニールは、今の時代にバーニーの「おふざけ」は通用しないため、なしの方がいいと思うとの意見を述べた。「『パパ恋』にバーニーが出るのは心配ですね。バーニーのおふざけ、彼のあからさまな誇大妄想で、みんな困ることになるでしょう。彼がやり方を変えるか尼僧院に入るかしない限り、バーニーが再登場するという案はどうなんでしょうね」とジョークを交えて答えている。
ヒラリーも同様に、バーニーが今まで女性からの点数を稼ぎのために使ったあらゆる詐欺的な行為や策略で、彼は法的に非常にまずい立場になるのではと考えているようで、「2022年にはバーニーが刑務所に入るのは間違いないわ。女性が権力を握る世の中になったから、(バーニー風のキャラクターの)ヴァレンティーナを女性にしたんだと思う!」と主張した。
オリジナルシリーズのクリエイター、カーター・ベイズ(『グッドウィン家の遺産相続バトル』)は、昨年の夏にTwitterで、『ママ恋』のクリエイティブな面での間違いを嘆いていた。「具体的な内容には触れませんが、編集室に入ってジョージ・ルーカスになりきって、これは映像に入ってなければよかったのにと思うものを削除して、誰にもバレないようにしたい」と言っていた。
ベイズは、シーズン3の第18話『相棒の解消』を見た後にこのコメントをしたことを明かしている。その中でバーニーは、不器用なランディ(ウィル・フォーテ(『グッド・ボーイズ』)が女性を口説く手助けをするのだが、ランディが上手に世間話をできるように練習するため、渋るロビン(コビー・スマルダーズ(『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』)に"従わなければセックステープを流出させる"と脅しまがいのことを言って協力を求めていた。
『パパと恋に落ちるまで』は3月9日(水)よりDisney+(ディズニープラス)のスターにて配信開始。初回は2話配信となり、以降毎週水曜日に1話ずつ配信される。(海外ドラマNAVI)
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ニール・パトリック・ハリス©Faye S/Famous