先週土曜日からWOWOWでスタートしたドラマ『ボディ・ポブ・プルーフ 死体の証言』。主人公のミーガン(ダナ・デラニー)は、死体から事件の手がかりを見つける凄腕の検死官。その反面、"生きた人間"とのコミュニケーションにはやや問題がある女性。そんなミーガンの心の扉を叩く相棒・ピーター(ニコラス・ビショップ)の声を担当する木内秀信さんからお話を伺います!
――いきなりですが、ピーターに負けないくらい、ガッチリとしたいい体格ですね!
(笑)そうですか?昔、舞台役者をやってた時の名残だと思います。その割に声はゴツくないので、。ピーター役では意識して低い声で演じています。今、並行してやっているアニメとは全く違う感じですよ。
――木内さんが今回演じるピーターってどんな人ですか?
ミーガンの相棒で、よきパートナーです。ピーターは決して"キャラが立ってる"感じの男じゃないんですが、いないと話が回っていかない。まとめ役みたいな人物ですね。最近、周りが濃いのでピーターの影が薄くなってきたような気がして、ちょっと焦っています(笑)。というのも話数が進むにつれ、ピーター以外の役を描く場面が多くなってきたからなんです。ミーガンとピーターが捜査する話が本筋だとすると、サイドストーリー的なものがね。
――ちなみに木内さんはどんなキャラなんですか?
ええっと、キャラが濃いほう・・・ですかね!? 僕は生まれが関西なんですが、ボケとツッコミでいうならツッコミ役の方。どちらかと言うとその場のまとめ役が多いです。まとまってるかどうかは自信ないですが(笑)。
――収録現場の雰囲気はいかがですか?何か印象に残っているエピソードは?
これ、言っていいのかなあ。収録時に骨折している方が3人いたことですね。そのうち、バド役の仲野さんがケガをされていて、その時はみんなで気を配りつつ収録しました。仲野さんが何かと席を立とうとする度「いやいやいや、僕が取ってきますよ。座っててください!」っていう周りとのやり取りが何度もあって(笑)
とにかく、わきあいあいとしてて、楽しい現場ですよ!
――このドラマのみどころは?
一見、1話完結で展開する犯罪捜査ドラマに見えるかもしれませんが、ただの捜査モノではなく、ミーガンと周りの人々との心の通いあい、そして成長といった部分も大事にしているヒューマンドラマであるところが魅力なんです。本国でもこの点が視聴者に受け入れられたからこそシーズンを増やしていけているんでしょうね。
――このあと、ミーガンとピーターとの関係は今後どうなるんでしょうか?
僕は、たぶん恋仲にはならないのでは、と睨んでいます。相棒のままで。
収録が始まる前にピーターの役作りについて演出の方から「ミーガンに対しては、同性同士の同僚みたいな感じの接し方をして欲しい」と指示がありました。たぶん今後も親友みたいな関係でいるんじゃないでしょうか。
――ドラマの中で注目キャラは?
イーサンですね。本人はマジメにやってるのにそれが笑えるんです。イーサンとカーティスがいいコンビで、なんだかお笑い担当みたいなことになってきていますよ!
もちろんピーターの今後も気になります。ピーター自身の過去を描いた回もあるんですがそれがどう絡んでくるのか。他の役に負けないくらいの濃いサイドストーリーが生まれるのか?ピーターに対してはまだ何か出し惜しみしてる感じがするので楽しみです。
そういう点でも、是非今後のピーターに注目してください!
『ボディ・オブ・プルーフ 死体の証言』
WOWOWプライムにて6月9日(土)スタート(全9話)[第1話無料放送]
二か国語版 毎週土曜23:00~
字幕版 毎週土曜0:00~
(c)ABC Studios