ケルシー・グラマー主演の『Boss』、視聴率の低迷でついにキャンセル！

シカゴ市長をめぐる権力や汚職を描いたケルシー・グラマー主演の政治ドラマ『Boss』。アメリカでは10月19日にシーズン2のフィナーレが放映されたが、このままシーズン3は制作されずに、番組は終了することがわかった。

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『Boss』を放映しているケーブル局Starzは、「さまざまな協議の結果、シリーズを更新しないという厳しい選択をしました。この番組でゴールデングローブ賞を獲得したことを大変誇りに思っており、また類まれなキャストと脚本、そして良きパートナーである製作会社に恵まれたことに感謝します」と正式なコメントを発表。

番組のキャンセルの主な理由は、初回放送で66万人の視聴者を獲得した後は低迷する一方だった視聴率にあるという。そもそもこの『Boss』は、シーズン1の初回プレミア放送前に、シーズン2の更新が決定していたほど、Starzも力を入れていた作品。病に冒されながらも市長の座に固執し、そのためならどんな手段もいとわないという政治家に扮するケルシーの熱演ぶりは高く評価され、今年の2月にはゴールデングローブ賞のドラマ部門で最優秀男優賞を獲得したほどだった。これで番組の認知度が上がり、視聴率アップに期待が寄せられていたが、シーズン更新を決定するには至らなかったようだ。

骨太で良質のドラマが終了するのは残念な話だが、ストーリーが宙ぶらりん状態で終わったシーズン2をきちんと完結させるために、2時間枠のTV映画を制作するという企画もあるそうだ。ファンとしては、ぜひこの企画が実現することを期待したい。（海外ドラマNAVI）