AMCの人気ドラマ『ブレイキング・バッド』が本国アメリカで今夏、完結する。ファイナル・シーズンとなるシーズン5も残り8話。前々からスピンオフの製作が期待されてきたが、ここに来てクリエーターのヴィンス・ギリガンが、「何らかのかたちで存続させたい」と実現の可能性をほのめかしたことが明らかになった。
スピンオフの主人公は、主人公ウォルター(ブライアン・クランストン)が雇った胡散臭い弁護士のソウル。同役に扮するボブ・オデンカークは、前々からスピンオフの製作に興味を示し、米ローリングストーン誌のインタビューでも、「ソウルはラスベガスで人々の尊敬を集める市長になるかもしれないし、ロサンゼルスで華やかな弁護士になるかもしれない」と冗談交じりにキャラクターの未来像を語っていた。
現段階では、スピンオフの製作は決まっていないものの、ボブはギリガンと話し合いをしたと認めている。「ああ、そうだよ。スピンオフの話はしたよ。ヴィンス(・キリガン)は今まだ大忙しだから、あまり突っ込んだ話はできなかったけれど、製作を検討していることは間違いないよ」とボブが明かしたとか。
もともと脚本家でもあるボブ。スピンオフ製作となれば、自らペンを取る可能性もあるとみられている。まずは完結するドラマのエンディングがどうなるのか。シリーズ終了時、スピンオフへの布石は敷かれるのかが注目されている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ブレイキング・バッド』
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