『シャーロック』箝口令!?  「新シリーズのネタばれはしないで」製作側がファンにお願い!

イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルが生みだしたシャーロック・ホームズを現代に蘇らせたドラマ『SHERLOCK シャーロック』は、シーズン3の撮影がロンドンで進行中だ。

ファン待望の新シリーズ。撮影現場には多くの見物客が集まることが予想されるが、製作側は現場で見聞きしたことを漏らさないでほしいと考えているようだ。製作総指揮のスー・ヴァーチューが、同作のファンサイトにメッセージを送ったという。

同作のファンサイトSherlockologyは、多くのドラマのファンが書き込んだり、情報を交換したりする人気サイト。ドラマのエピソード紹介から、撮影秘話や撮影現場、出演俳優たちのニュースなど、ファンが知りたい内容が詰まっている。

ヴァーチューは、同サイトにメッセージを投稿。それによると、まずはファンへの感謝を丁寧に綴り、シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチやワトソン役のマーティン・フリーマンなど俳優陣ともども、今後もファンの期待に応えられるよう励むと決意の表明をしている。

そして、「ひとつ気がかりなのは、ロンドンでの撮影スケジュールが過酷で、ファンの皆さんと接する機会はほとんど作れなくなりそうということ。俳優らも、事情を理解してほしいと考えます」と、どこまでもファンへの心遣いを忘れない。

その上で、「また、無理なお願いかもしれませんが、出来ることなら現場で撮った写真やネタばれに関すること、理想を言うなら日々どこで撮影したかも投稿しないようにしてもらえると、大多数のファンの皆さんや私どもも、とんでもなく嬉しく思います。ご理解いただいてありがとう」と、最後に本題のお願いを訴えた。

ファンあってのドラマだが、あれこれ考えを巡らせながら楽しむのが推理ものの醍醐味。はやる気持ちや、少しでも謎解きのヒントが得たいという衝動は相反するところだが、製作陣のメッセージはどう作用するのか、こちらも気になる!?(海外ドラマNAVI)

Photo:作る側の努力をファンがつぶしちゃいけないよね! 『SHERLOCK シャーロック』
(c)Colin Hutton(c)Hartswood Films 2010 John Rogers©Hartswood Films 2010