閑静な住宅街ウェステリア通りで何食わぬ顔で毎日を過ごす4人の美人妻たち。こんな彼女たちが実は重罪犯であることなんて誰も知るよしもない。『デスパレートな妻たち』のシーズンが始まって以来、彼女たちは自身や自身の家族を守るために実に多くの罪を犯しているのだが、運とも計画的ともいえようかなんとかここまでばれないできている。
では、例えばそれらの罪がすべて公になった場合、果たして誰の罪が一番重くなるのか?実に恐ろしい検証をしてみた。
※この検証結果は、海外ドラマNAVI独自の調査によるものです。本コラムの刑期はすべて日本の法律にあてはめていますが、あくまですべて推定です。本業本職の方々、お見逃しいただければ幸いです。
■夫や子供を操ることに関してはピカイチ。頭脳派ゆえに犯罪をくぐりぬけてきた"リネット"
優秀なビジネスウーマンで、「夫を去勢している」と周囲に噂されることも多々な男前なリネット。シーズン7時点で6人の子どもを育てながら、家事に子育てに仕事に没頭するスーパー主婦だ。夫であるトムとは最高の関係を築くものの、そこにはリネットの努力がある。ある時は広告マン、ある時は専業主夫、ある時はピザ屋のオーナー、ある時は大学生。何一つやり遂げたこのないトムの変わり気はひどいもので、こんなのが夫だったら普通の女性ならとっくに離婚していると思うのだが、トムのプライドを傷つけないようにうまく操縦できるのがリネット。大学生になるなんて言い出すものなら、受験日変更の大学からの連絡をトムに知らせず、試験前日の夜に「パパがもう一度キャンパスに戻る新しい門出に祝杯よ!」と何も知らないトムを連れて飲みにでかけ、次の日二日酔いのトムを試験どころではなくさせるなど、トムの男のプライドをうまく保ちながら、自身の思う方向に向かわせる、かなりな頭脳派だ。そんなリネットこそ、あの4人の中で一番刑の軽い女性。
「犯人隠匿罪」→セーフ!
リネットの双子の息子であるブレストンとポーターが、リネットの知り合いのレストランを放火した際、その事実を知っていながら警察に話さなかった。罪を犯したことを知っていながら犯人を匿うことは、「犯人隠匿罪」にあたるのだが、なんと、日本の法律においては、親子間で犯罪を隠匿しても、罪にはならないとのこと。なんでも、親子間で相手の罪を隠して、守るのは防ぎようのないことだということで、なんだか納得いかないが、「犯人隠匿罪」においては無罪なのだ。
ということで、なんと、リネットは4人の中で唯一、無罪に程近い妻! 家族だけでなく他人をも巧みに操る技術を持つゆえに、細かいところを探っていくと、民事裁判起こされたら罰金ぐらいは科せられる可能性があるので、「完全無罪」とはいいませんが。自身のがんや息子のやんちゃ、他に負けないほどトラブルの多いリネットだが、他の3人ほど犯罪に巻き込まれなかったのは、ビッグファミリーのパワーゆえ?
ほかの"妻"たちの検証結果を見てみましょう!
★誰よりも負けん気の強い、ド根性女<ガブリエル編>
★ミセス・パーフェクトを維持するために数々の犯罪を計画的に繰り返す<ブリー編>
★世話焼きと好奇心を持ち合わす奔放な妻<スーザン編>
※本コラムの刑期はすべて日本の法律にあてはめています。
※本コラムの刑期はあくまですべて推定です。
■『デスパレートな妻たち6』は5月3日(金)21:30~LaLa TVにて放送スタート!
(c) ABC Studios