『スターゲイト』『スターゲイト:アトランティス』などに脚本家・プロデューサーとして6年間関わってきたカール・バインダーが、カナダで新たなSFドラマを立ち上げることになった。
『Echoes』とタイトルのついた本作は、2021年、二種族の対立しあうエイリアンが激しい戦闘を繰り広げたあとの地球を舞台に、ソニアという若い女性の生き残りをかけた旅路を描く物語。バインダーはパイロットエピソードの脚本も手がけ、シリーズ化が実現したときには本作のショーランナーを務めることになる。
もともとこのプロジェクトは、スターゲイト・シリーズの最終作『Stargate: Universe』がわずか2シーズンで打ち切りになってしまったとき、視覚効果スーパーバイザーを務めたマーク・サベラや、プロダクション・アシスタントのケン・コバトフなどが、撮影地バンクーバーにいる製作スタッフの大半を再登用して立ち上げたもの。『Stargate: Universe』の出演俳優を起用して2011年にテスト映像も撮影され、その後、製作会社ドン・カーモディ・テレビジョンが権利を買い取っていた。
二年越しで実現への道筋が整いつつある本作について、ドン・カーモディ・テレビジョンの副社長デヴィッド・コーミカンは、「SF分野に精通したカールと、世界最高の視覚効果チームが、『Echoes』の世界とエイリアン種族に命を吹き込むことで、世界中のSFファンに喜んでいただける仕上がりになるでしょう」と話している。
すでにカナダの放送局への当たりはついており、現在は海外への配給チャンネルを探しているところとか。『スターゲイト』シリーズが産み落とした新作ドラマとして、SFファンの注目を浴びそうだ。(海外ドラマNAVI)
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