新犯罪ドラマ『ブラックリスト』、早くもシーズン2の製作が決定!

今年9月より米国で放送が開始され、先月日本にも上陸を果たした米NBCのサスペンスドラマ『ブラックリスト』。米NBCは、早くもシーズン2への更新を発表し、フルシーズンとなる全22話をオーダーした。

『ブラックリスト』は、自らも国際的な最重要指名手配犯である男、レイモンド・レディントン(通称レッド)のみが所持する凶悪犯の情報リストを元に、新人FBIプロファイラーのエリザベス・キーンとタッグを組み、リスト上の凶悪犯の逮捕に挑むというサスペンスドラマ。主人公のレッドを『ボストン・リーガル』の実力派俳優ジェームズ・スペイダーが演じ、エリザベス役は『LAW & ORDER: LA』のメーガン・ブーンが扮している。

米TV Lineによると、『ブラックリスト』はNBCで過去に放映された新ドラマの最高視聴率を19年ぶりに塗り替えるなど、初回より順調に伸ばし続けている。11月4日に放映されたエピソードでは、前週よりなんと650万人多い16,900万人もの視聴者数を獲得し、番組史上最高の視聴者数となった。シーズン1では、たった2話放送しただけで、22話のフルシーズンの製作が決定。それに続き今回は、シーズン2の更新をいちはやく決め、各局の新ドラマを押さえ圧倒的な人気を見せつけた。

本作の大成功の要因について、ウォールストリート・ジャーナル紙の芸能記者、ジョン・ジャーゲンセンは、「『ブラックリスト』のクリエイターたちは、主要登場人物のキャスティングから週ごとのアクションの幅の広さまで、自分たちがコントロールできる限りの事について綿密な戦略を練ったから」と分析している。また、キャスティングについて、すべてのメディアが口を揃えて絶賛しているのはレッド・レディントン役のジェイムズ・スペイダーその人である。本作のクリエイター、ジョン・ボーケンキャンプは、ジェイムズが脚本に書かれている台詞に素晴らしいユーモアのセンスを加えてくれることを明かした。例えば、パイロット・エピソードに出てくる台詞で「I call it the Blacklist.(私はそれをブラックリストと呼んでいる)」というレッドの台詞があったが、撮影時にスペイダーはこの台詞を「Let"s call it the Blacklist. That sounds exciting! (それをブラックリストと呼ぼうじゃないか。ワクワクするような響きだろう!)」と変えたとか。ボーケンキャンプは、「無造作な台詞にすることで、視聴者をぐっと惹き込むことができたと思う」とスペイダーの才能を賞賛しているという。

『ブラックリスト』は、スーパー!ドラマTVにて、来年1月28日(火)22:00より日本初放送となる。(海外ドラマNAVI)