1992年から2003年にかけて5シーズンが放送され、カルト的な人気を博した英BBCの人気シットコム『アブ・ファブ』こと『アブソリュートリー・ファビュラス』。かねてからウワサされていた同作の映画化プロジェクトが、実現に向けて動き始めたことがわかった。
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『アブ・ファブ』はヒッピー世代の価値観を引きずる毒舌の熟女コンビ、エディナとパッツィが、酒やドラッグ、男性関係に溺れながら大騒動を繰り広げるコメディ。アメリカでもケーブル局コメディー・セントラルで放送され、センセーションを巻き起こした作品だ。シリーズ終了後も2012年まで計8本のスペシャル・エピソードを断続的に放ち、批評家から大絶賛されるなど、いまだ根強い人気を誇っている。
2011年には、翌年の劇場公開をめどにシリーズを映画化するとのウワサが浮上したが、同作のクリエイター兼エディナ役を務めるジェニファー・サウンダースがキャストの高齢化を危惧し、映画化によって番組の成功が損なわれると二の足を踏んだため、企画は宙に浮いたままになっていた。
そんなジェニファーが、4日に放送された英ITVのトーク番組『ジョナサン・ロス・ショー』で、ついに映画版の脚本を正式に引き受けたことを明らかにした。「セカンド・アルバムを出すアーティストみたいに落ち着かない気分よ」と映画化への不安をもらすジェニファー。「ささやかなTVでの成功が、映画で台無しになったら最悪だもの。うまく行くか心配でたまらないわ」とかなり緊張している様子だ。しかし、「（パッツィ役の）ジョアナ・ラムレーが散々、映画化を触れ回っているし、こうなったらやるしかないわね」と腹をくくってみせた。
公開予定の詳細は不明だが、これまでの報道によると、映画版はフランスの高級リゾート地を舞台とし、「泥酔したパッツィとエディナが目を覚ますと、大海原に漂流するヨットの上だった」という場面からスタートするという。（海外ドラマNAVI）
