2013～2014年のドラマのサバイバル戦線も、1月から後半戦に突入する。今年は連続殺人鬼、王室、スーパーヒーロー、田舎のティーンエージャーから、囚人まで、さまざまなキャラクターが登場。しかも新作ドラマは新人のチャンスの場でもある。米テレビ情報サイトBuddy TVが、本年度、ブレイクした俳優＆女優15人を選出。入れ替わりの激しいテレビ界で、どこまで彼らが存在感を発揮し、スターの波に乗っていけるのか。15人の魅力を探っていこう。
【ファイル4】トム・マイソン
『スリーピー・ホロウ』（FOX）イカボット・クレーン役
同作のイカボット・クレーンと言えば、ティム・バートン監督の同名映画でジョニー・デップが演じた有名な役だ。もちろん映画とドラマは別物だが、やはりジョニーのイメージは強い。しかし、ジョニーにさえ負けない魅力を放ったのが、イギリス出身のトム・マイソンだ。ドラマでは、ニューヨーク近郊で語り継がれる"首なし騎士"の都市伝説を元に、18世紀に戦死した兵士イカボッドが、現代によみがり展開していく。超常現象と首なし騎士のミステリーを絡めながら、映画とは違った面白さで、アメリカの視聴者の心をつかみ、米FOXの新作ドラマにおける最高視聴率を7年ぶりに更新。早々にシーズン2への更新を決めた。アクションの要素もあり、知的で、紳士的で、しかも騎士のように強いイカボット。しかし、自分が生まれた18世紀と現代との違いに戸惑い、大マジメにバカなことをしちゃうこともしばしば...。そんなお茶目な面が、完ぺきなハンサムの抜け感につながり好感度アップ！ そういえば、ジョニーも、かっこいいのに、どこかおとぼけキャラで演じていた。この絶妙なバランスは、確かな演技力なくしては難しい。
トムは、イギリス舞台で活躍後、TVドラマなどに出演。映画『砂漠でサーモンフィッシュング』にヒロインの恋人役で出演し、注目を集めた。彼の演じるイカボットは、現代の男性にはない魅力がある。それは、かつてヒュー・ジャックマンが、現代にタイムスリップしてしまった紳士を演じた『ニューヨークの恋人』で一気にアメリカでの人気が急上昇したときに似ている。
やはりアメリカの女性は英国紳士がお好き!? 日本でも放送が決定している本作。ぜひ、トムの魅力を確かめてほしい。（海外ドラマNAVI）
Photo：『スリーピー・ホロウ』のトム・マイソン
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