これまでに何度も映像化されてきたアレクサンドル・デュマの小説「三銃士」をTVドラマ化した英BBCの『The Musketeers』。本作は今年1月にスタートしたばかりだが、第3話の放送後、早くもシーズン2更新が決定したと英Radio Timesが報じた。
「三銃士」の主要登場人物である四人衆を演じる俳優陣の続投も決定。ダルタニアン役はルーク・パスクァリーノ(『ボルジア家 愛と欲望の教皇一族』)、アトス役はトム・バーク(『名探偵ポワロ 「複数の時計」』)、アラミス役はサンティアゴ・カブレラ(『HEROES/ヒーローズ』)、ポルトス役は新進のハワード・チャールズという顔ぶれだ。ただし、シーズン1の悪役、枢機卿リシュリューを演じているピーター・キャパルディは、『ドクター・フー』の12代目ドクターになったことにより、シーズン2には出演しない。ダルタニアンを始めとする四人衆が、次のシーズンでどんな敵と対峙するのかも見どころとなりそうだ。
本作のクリエイターは、『プライミーバル』の脚本と製作総指揮を務めたエイドリアン・ホッジス。シーズン2更新決定に「私たちが『The Musketeers』で始めた旅を続けられることに、とてもワクワクしています。本番組の脚本執筆と製作協力は、私の職業人生の中でも特に大きな挑戦であり、喜びとなっています」とコメント。また、放送局のBBC1は「『The Musketeers』は我が局に新鮮で新しい何かをもたらしました。次のシーズンで物語がどう展開するのか待ちきれない思いです」と、本作への大きな期待を語っている。
現在、世界中で人気を博している『SHERLOCK シャーロック』を始め、過去には『高慢と偏見』『ロビン・フッド』『ジキル』など、古い作品を様々な形でTVドラマによみがえらせているBBC。そんな同局が一押しの『The Musketeers』。今後、イギリス国内だけでなく、世界中を楽しませてくれる番組に成長するかもしれない。(海外ドラマNAVI)
Photo:イケメンぞろいです! ぜひ日本上陸を!『The Musketeers』
Larry Horricks (c)2014 BBC