米ABCでシーズン10が放送中の大ヒット医療ドラマシリーズ『グレイズ・アナトミー』。シリーズ初期から出演しているオリジナル・キャストの4人が、新たに2年間の契約を更新したと米TV Lineが報じている。
今回、2シーズン分の契約を更新したのは、シリーズ初期から作品の中枢を担ってきた"オリジナル組"こと、ジャスティン・チェンバース(アレックス・カレフ役)、サラ・ラミレス(カリー・トーレス役)、ジェームズ・ピッケンズ・Jr(リチャード・ウェーバー役)、チャンドラ・ウィルソン(ミランダ・ベイリー役)の4人。『グレアナ』がもし今後も順調に更新されれば、彼らは今回の契約更新でシーズン12まで出演することになる。
『グレイズ・アナトミー』自体の存続については、今シーズンの始めに米ABCのポール・リー社長が「この先、何年も番組を続けていきたい」とコメントし、先行きは安泰と見られている。しかし、主役を含めたオリジナルキャスト・メンバーたちがシーズン10限りで番組を降板するとの憶測が飛び交い、本作のクリエイター、ションダ・ライムズを悩ませていた。現に同じくオリジナル・メンバーの一人であるサンドラ・オー(クリスティーナ・ヤン役)が今シーズン限りで降板することを表明している。
そしてこの1月、主役メレディス・グレイことエレン・ポンピオと相手役デレク・シェパードのパトリック・デンプシーが、ようやくシーズン12まで契約を更新したものの、オリジナル組の動静については予断を許さない状況が続いていたのだが、このほど4人の人気メンバーが契約を更新したことでシーズン更新の気運は一気に高まるだろう。後は米ABCによる正式発表を待つばかり。『グレアナ』ファンにとっては喜ばしい限りだ。
サンドラ・オーが最後に登場する『グレイズ・アナトミー』シーズン10フィナーレは、米ABCにて5月15日に放送される予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』
(c)ABC Studios