15世紀に実在した一国の君主であり、"ドラキュラ"の起源とされた男、ヴラド・ドラキュラ。横暴な大国オスマン帝国の侵略から、民衆と愛する妻、そして幼い息子を守るため、強大な闇の力と契約を交わす。だが、それと引き換えに耐えがたい代償を払う。果たして、恐るべき悪と化しても、なお英雄でいられるのか――?
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現在世界中で話題沸騰の映画『ドラキュラZERO』。現地時間10月1日、ロンドンのレスター・スクウェアで本作のワールドプレミアが開催され、主演のルーク・エヴァンスほか、サラ・ガドン、チャールズ・ダンス、ゲイリー・ショア監督らが出席した。
黒のスーツに身を包み、会場に集まった大勢のファンへのサインや写真撮影に快く応じた主演のルーク・エヴァンス。
サラ・ガドンは白いレースに黒いスカートのシックなスタイルで会場を魅了し、人々がドラキュラに惹かれる理由について「それは、セクシーだからよ。それに、人間として本質的に興味があるテーマについて考えさせられるからじゃないかしら。たとえば、愛、誘惑、支配欲、自制心について。飽きることはないわ。」と自身の想いを語った。
また、ヴラドと契約を交わす闇の者を存在感たっぷりに演じたチャールズ・ダンス(『ゲーム・オブ・スローンズ』)は、ルーク・エヴァンスを「イケメン!」と大絶賛!
さらに、続編の可能性を問われたルーク・エヴァンスは「もしみんなが望むのであれば、ぜひ続編に出演したいね!」と出演に意欲を見せていた。
■ルーク・エヴァンス コメント
1400年代にこの世に実在していた"串刺し公"ヴラド・ツェペシュが主人公で、彼の父親、戦士、君主、そして夫としてのストーリーを中心に描かれているから、みんなが慣れ親しんだ話ではないんだ。正直、僕は大体どんな感じになるか把握できていると思っていたけど、全く違ったよ。すごく驚かされたし、実に見事だよ。
出演したすべての作品で習得したあらゆるスキルが、次の作品に活かされてる。今回の場合も『ホビット 決戦のゆくえ』の撮影を終えたばかりだったから、そこで得た剣術はすべて活かせたし、新しい技も覚えたよ。もし観客が望むのであれば、ぜひ続編に出演したいね!
■サラ・ガドン コメント
ドラキュラ伝説のモデルとなった実在の人物であるヴラド・ツェペシュについて色々と勉強したことが、ルークと私にはとても役に立ったわ。彼の残虐的で暗い過去があったことを知った上で私達は本当のスタートラインに立てたと思うし、お互いにそこから役作りを展開して現代の人々にも親しみやすくリアルな人物像を作り上げていったの。
撮影中は大体どのような感じになるかを模型や絵コンテで説明してもらっていたんだけど、完成した本編を見た時には本当にビックリしたわ。VFXは最高よ!スゴイとしか言いようがないわ。
監督との仕事はすごく楽しかった。誰かの初めての作品に出演できることはとても特別なことだと思うの。すべての始まりに携わることができて、とてもエキサイティングだったわ。
■チャールズ・ダンス コメント
ブラム・ストーカーが創り上げたヴァンパイアは、とても奥深い。人は背筋がゾクゾクする話が好きなんだよね。
ルークは、イケメンで素晴らしい才能の持ち主であるだけではなく、ものすごく優しかったよ。彼に爪を立てたり、年寄りの息を顔に吹きかけたりしても一度も文句を言わなかったんだ!
■ゲイリー・ショア監督 コメント
実在したヴラドが生きていた時代は、ちょうど印刷機が発明された時期と重なり、彼が血を飲む話はセンセーショナルなホラーストーリーとして初めて世界的に出回った話なんだ。この作品の背景となる歴史に基づいた話と、フィクションである誰もが知っているブラム・ストーカー原作のドラキュラと結び付けたんだ。
ドラキュラは、おそらく外側のイメージと内面とのギャップが人を引きつけるんじゃないかな。ヴラドの場合、彼は上品で礼儀正しい君主なのに、実は危険で恐ろしいヴァンパイアであることが、複雑な人間性を上手く捉えていて、興味が尽きないんだと思うよ。
映画『ドラキュラZERO』10月31日(金)より全国ロードショー。今年のハロウィンは映画館でも楽しめそうだ。
Photo:映画『ドラキュラZERO』ワールドプレミア
(C)Universal Pictures