歌手としてもプロデューサーとしても今や絶頂を極めていると言えそうなファレル・ウィリアムス。昨年のグラミー賞では最優秀プロデューサーなど4冠を獲得し、今年はビヨンセやサム・スミスと並び最多の6部門にノミネートされているファレルだが、どうやらその成功の鍵は「女性」にあるようだ。
といっても、決して愛妻家のファレルが実は女好きの浮気者だということではない(たぶん)。米誌GQ最新号のインタビューで彼は、仕事で女性スタッフを多く起用している理由について、こう語っている。
「僕は繊細な人間だから、繊細な人たちと一緒にいたいんだ。女性の感情表現の仕方が、僕にとってはより正直に共感できるんだよね」「女性はマジカルだよ。彼女たちは、何かが起こる前に、その気配を感じ取ることができるんだから」
実際にファレルの専属アート・ディレクター、振付師、2名のアシスタントなど、多くのスタッフは女性。彼女らに囲まれている状態が最もリラックスできるのだという。
ちなみにファレルは、今年のグラミー賞で最優秀アルバムにノミネートされている自身2枚目のソロアルバム『GIRL/ガール』のタイトルについて、「女性に対する感謝の気持ちのスペクトラム」であるとともに「社会における女性の平等化を提起している」と説明しており、ここでも女性に対するリスペクトがうかがわれる。快進撃を続けるファレルに最も影響を与えるもの、それは「ガールパワー」なのかもしれない。(海外ドラマNAVI)
Photo:ファレル・ウィリアムス
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