『サタデー・ナイト・ライブ』ヴァネッサ・ベイヤー、15歳で白血病を患った過去を語る

米NBCのバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』で知られるコメディエンヌのヴァネッサ・ベイヤーが、15歳で白血病と闘った過去について米Peopleに明かした。ヴァネッサは当時、10日間の放射線治療に加え、11カ月間の過酷な抗がん剤治療に挑むと、その後も2年間の化学療法を続けたのだという。

「子どもで病気なのは、言うまでもなく、とてつもなく辛いこと。病院で治療を受ける日々を送り、他の同じくらいの年の子たちができるようなことが全部かなわないのだから」とヴァネッサ。さらに、「子どもやまだ若い子にとって病と闘うのは、時にすごくストレスになったり、どうにもうんざりしたり、極度に孤立した気分になったりする」と語る。

そんな当時のヴァネッサにとって光明となるかけがえのない経験をさせてくれたのが、全米でも有名なボランティア団体の「メイク・ア・ウィッシュ」。難病などに苦しむ子どもの願いをかなえる活動をしている同団体が、白血病と闘うヴァネッサを選び出し、「ハワイへの家族旅行」という願いをかなえてくれたのだ。

「願いごとがかなって勇気が沸いたし、最高の気分だった。大きなリムジンが私たちを迎えに来て、空港まで送ってくれたのを覚えてるわ。リムジンに乗ったのも人生で初めてのことだったのよ」とヴァネッサは振り返る。

それから18年を経て33歳となったヴァネッサは、「メイク・ア・ウィッシュ」に恩返しをする機会に恵まれた。2015年の資金調達パーティーの司会を務めることになったのだ。「あの辛い時の私を救ってくれた団体に、こうして恩返しができるなんて感無量です」とヴァネッサは語り、1人でも多くの病と闘う子どもたちに喜びと勇気に満ちた「願いをかなえる」経験を提供できるよう、サポートを呼びかけている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ヴァネッサ・ベイヤー
(C)Sipa USA/amanaimages