元1Dのゼイン・マリクが脱退について激白! 音楽性への不満を露に

英国の大人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクション(以下、1D)のワールドツアー中に、メンバーのゼイン・マリクが突然の脱退を発表してからもうすぐ8ヵ月。今後はソロアルバムのリリースを予定しているゼイン本人が、脱退の理由を米音楽情報サイトThe FADERのインタビューで率直に語った。

ゼインはインタビューで、音楽性に対する不満が脱退につながったと明かしている。「僕がクリエイティブな試みをする余地は全くなかった。フレーズを少しR&B調に歌ったり、僕独自のアレンジを加えて歌ったりしようものなら、50回は録り直した挙句に、ポップでありふれた、ひねりのないクソみたいなバージョンになる」と爆発的なヒットを飛ばし続ける1Dの音楽を批判しながら説明。自身の創造性が曲に反映されないことに不満を抱えながら1Dに貢献してきたという。

続けてゼインは、「マネージメントにはグループに求める大枠の考え方があったから、僕が提案をしてもそこにはフィットしない。僕は1Dの音楽に納得がいかなかった。その背後には100%僕がいなかったし、それは僕たちに用意されていた音楽だった。世界で最もビッグで有名になればなるほど、奇妙に感じた。自分たちが満足しないことに関して、満足しろと言われていた」と吐露した。

「僕がグループを辞めた理由は、これ以上ビッグになることは大事じゃないと気づいたことが大きい」と脱退した理由を明かし、「コンサートチケットの売り上げは関係ない。大事なのは、僕の声が届く人々だ。彼らに歌で率直に伝えたい。快適な暮らしのためにお金を得るという意味ではもう十分やった。今はただ音楽を作りたい」と、人々の心に直接届く音楽を自ら制作したいと語っている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ゼイン・マリク
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