観客動員数で新記録を樹立したベネディクト・カンバーバッチ(『SHERLOCK/シャーロック』)主演の『ハムレット』をはじめ、ナショナル・シアター・ライヴの話題の6作品が吉祥寺オデヲンで上映されることになった。
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上映ラインナップは以下の通り。
■『ハムレット』
3月5日(土)~3月18日(金)
ウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇の中でも特に有名な『ハムレット』は、父親を殺され復讐を誓ったデンマーク王子が次第に狂気に駆られていく様を描いた作品。タイトルロールを演じるベネディクト・カンバーバッチは、「彼の独特なハムレットの演技は、過去に同役を演じてきた歴代の名優たちに並ぶ」と批評家から称賛された。舞台チケットは即完売と歴史的な注目を浴びたことでも話題に。
演出:リンゼイ・ターナー
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
■『ザ・オーディエンス』
4月2日(土)~4月8日(金)
映画『クィーン』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したヘレン・ミレンが再びエリザベス2世に扮し、本来なら一般人は見ることのできない、女王と国の歴代総理大臣たちとの謁見が繰り広げられるドラマ劇。エリザベス2世を描かせたら天下一のピーター・モーガンが脚本を手掛け、演出は『リトル・ダンサー』『めぐり逢う時間』などの名匠スティーヴン・ダルドリー。
演出:スティーヴン・ダルドリー
出演:ヘレン・ミレン、ジェフリー・ビーヴァーズ、ジョナサン・クート
■『欲望という名の電車』
4月9日(土)~4月15日(金)
ヴィヴィアン・リーやマーロン・ブランドが出演した名作映画(1951年)としても有名なテネシー・ウィリアムズによる傑作戯曲の舞台化作品。日本でも名女優たち、そして篠井英介が演じたヒロインのブランチを、本作では『X-ファイル』のスカリー役で知られるジリアン・アンダーソンが演じる。彼女の女優人生で最も素晴らしい演技と評された本作は、ロンドンでの上演時にはヤングヴィック劇場史上最短のチケット完売記録を生んだ。
演出:ベネディクト・アンドリュース
出演:ジリアン・アンダーソン、ベン・フォスター、ヴァネッサ・カービー
■『夜中に犬に起こった奇妙な事件』
4月16日(土)~4月21日(木)
2013年オリヴィエ賞で作品賞含む主要7部門を独占し、第69回トニー賞プレイで部門最優秀作品賞、最優秀演出賞を受賞した作品。今回はアレックス・シャープが主演を務めたブロードウェイ公演ではなく、ルーク・トレッダウェイが主演を務めたイギリス上演版を上映。並外れた頭脳を持つ15歳のクリストファーは、その才能を活かして隣人シアーズさんの犬を殺害した犯人を探そうとする...。
演出:マリアンヌ・エリオット
主演:ルーク・トレッダウェイ
■『スカイライト』
4月22日(金)~4月29日(金)
日本では1997年に緒形拳と若村麻由美により上演されたことでも知られる、デヴィッド・エア作品。スティーヴン・ダルドリーが演出し、主役の二人を演じるのはビル・ナイ(『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』)とキャリー・マリガン(『華麗なるギャツビー』『わたしを離さないで』)。二人の男女が織りなす複雑な人間ドラマを、人気デザイナーのボブ・クロウリーが手掛ける舞台美術が彩る。
演出:スティーヴン・ダルドリー
主演:ビル・ナイ、キャリー・マリガン
■『橋からの眺め』
4月30日(金)~5月5日(木)
上演後に絶賛レビューが各紙から出た途端、チケットが瞬く間に売れたヒット舞台。映画『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』や『裏切りのサーカス』で印象に残るマーク・ストロングの演技力が輝く作品だ。違法移民である従兄弟家族を受け入れた主人公だが、溺愛する姪がその移民の一人と恋に落ちたことから悲劇が起こる...。
演出:イヴォ・ヴァン・ホーヴェ
主演:マーク・ストロング
(海外ドラマNAVI)
Photo:ベネディクト・カンバーバッチ(ナショナル・シアター・ライヴ『ハムレット』)