『ドクター・フー』製作総指揮者のスティーヴン・モファットが、シーズン10をもって番組を降板することは、すでにお伝えした通り。一方で、主人公のドクターをシーズン8から演じているピーター・カパルディの去就にも関心が集まっている。そんな中、英BBCに番組への続投を求められたことをピーターは明かした。
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英Radio Timesが伝えたところによると、ピーターは、「番組にとどまってほしいと言われているんだけど、私が決断を下さなければならなくなるまでには、まだ時間がたっぷりある」と話したという。
「スティーヴンは本当に素晴らしいプロデューサーで、一緒に働くのがとても楽しい。(後任となる)クリス(・チブナル)(『ブロードチャーチ ~殺意の町~』)もすごい人で、大変な才能に恵まれていると思う」と、両プロデューサーを称えるピーター。
その上で、「(決断しなければならない時期に)番組がどのような方向に向かっているのかは分からない。本当にね。気持ちを固めなければならないけれど、まだそれができていないんだ」と続けている。
ちなみに、シーズン2から4年にわたり10代目ドクターを演じたデヴィッド・テナントは、当時の製作総指揮者ラッセル・T・デイヴィスが降板したのと同じタイミングで番組を去っている。
「スティーヴン(・モファット)も同じことを言うだろうけれど、別れを告げるのはとても難しいものだよ」と、番組への愛着をのぞかせるピーター。果たしてシーズン10の後も彼はドクターを演じ続けるのか、それとも新たな俳優へとバトンタッチするのか。ファンにとっては気になる日々がこれからも続きそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ドクター・フー』
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