コミックを原作に、爆発的なヒットを世界中で放っているゾンビ・ドラマ『ウォーキング・デッド』。その製作者たちが、同作品を放送する米AMCにて、コミックの歴史にまつわるドキュメンタリー・シリーズを制作することになった。
米Varietyなどが報じたところによると、『Heroes and Villains: The History of Comic Books』という仮題が付いているドキュメンタリー・シリーズを手掛けるのは、『ウォーキング・デッド』原作者・製作総指揮者のロバート・カークマンと、製作総指揮者のデヴィッド・アルパート。コミックの世界に変革をもたらした物語や人々、出来事を掘り下げる、6話構成の1時間枠シリーズとなる。有名なキャラクターの起源や、知られざる歴史を紹介しながら、大衆文化、政治、人種、性、セクシャリティといった幅広いトピックを扱うということだ。
発表に際し、AMC/サンダンスTVのジョエル・スティラーマンは、「『ウォーキング・デッド』『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』に加えて多くの作品を手掛けるロバートとデヴィッドは、コミック史とジャンル物のストーリーテリングを熟知しているプロデューサーであり、パブリッシャーです。偉大なコミックの背景にある歴史を掘り下げることで、視聴者の関心を大いに呼び覚ませると信じています」とコメント。
また、カークマンは「詰まるところ、僕は第一にコミックのファンなんです。コミックというメディアや、それが可能とする物語を愛しています。AMCと再びパートナーシップを組み、コミックにおいて最も影響力のある人々にまつわる話を、TV視聴者に紹介するのが楽しみです」と述べている。
ドキュメンタリー・シリーズは、2017年に放送開始予定となっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン6
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