『天使にラブソングを...』のシスター・クラレンス役や、『ゴースト/ニューヨークの幻』の霊媒師役で知られるオスカー女優ウーピー・ゴールドバーグが、トランスジェンダーのモデルを扱うドキュメンタリーシリーズを製作することが明らかになった。米Varietyが報じている。
米Oxygenで製作されるこの『Strut(原題)』は、ファッションの世界で名を挙げると決意したモデルたちを追い、性と美しさの固定観念について訴えかけるドキュメンタリー番組。そんなモデルを支えているのは、世界初のトランスジェンダーのモデル事務所、Slay Model Managementだ。
「この番組は、人々がいまだに"トランスジェンダー"という言葉に敏感になっている中、コミュニティを明確に前進させる重要な番組よ。人は固定概念にとらわれる傾向があるから、この番組では視聴者に、世界が直面して取り組んでいる問題の中で現実的に戦っている人たちと過ごすような独特な時間を提供するわ。みんな、自分が知らないうちにトランスジェンダーの人と交流していたことに気づいて驚くと思うわよ!」と、ウーピーはコメントしている。
Oxygenのロッド・アイサEVPは、「『Strut』は、トランスジェンダーとしてただ本当の自分でいるために、モデル業界と世界を変えようと訴えかけているグループを取り上げます。彼らは、障害に直面するかもしれないリスクを背負って、視聴者に自分たちの人生を知ってもらおうとしているのです」と、番組とモデルたちについて紹介している。
トランスジェンダーの俳優やキャラクターが登場するTVドラマとしては、Amazonの『トランスペアレント』、Netflixの『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』、米CBSで新しく始まる『Doubt(原題)』などがある。(海外ドラマNAVI)
Photo:ウーピー・ゴールドバーグ
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