スーパー!ドラマTVにて独占日本初放送中の『メンタリスト ファイナル・シーズン』。その最終話のアフレコ収録直前となる6月3日(金)、都内にて囲み取材が行われ、声優の郷田ほづみ(パトリック・ジェーン役)、加納千秋(テレサ・リズボン役)、喜山茂雄(キンブル・チョウ役)が登壇した。
郷田が「7年間、パトリックの吹替をやらせて頂いていたので、寂しくて終わってほしくないです。頑張って続編を作ってほしいです(笑)」と話すと、加納も同調。喜山は「チョウは滑舌というか役者泣かせのセリフがあったりするので、ほっとするというのもあるんですけど(笑)、やっぱり寂しいというのが第一ですね」とキャラクターへの愛着を示した。
また印象に残っているエピソードについて、郷田は「シーズン3の第23・24話の『ストロベリークリーム』。最後にショッピングモールで千葉繁さん(当該エピソードで偽物のレッド・ジョンの声を担当)を撃ったやつね(笑) 実際は本物ではなかったんですけど、レッド・ジョンとの初対決ですね。そこでシリーズが終わってもいいんじゃないかというぐらいの展開でした。その前のシーンの手先をおびき出す一連の展開から、視聴者として面白いなと思いましたね」と発言。加納は「リズボン的にはシーズン3が暴言が一番多かったんですよ。その中で印象に残ったのが"今、なんつった?"なんです。そのセリフから、リズボンとパトリックのボケとツッコミのような、二人の関係が近くなりましたね。あの日は"今、なんつった?"に命をかけて収録しました。日常会話に寄せた作り方ができたかなと、やっていて面白かったです」と振り返った。喜山は「僕はシーズン1の第14話『深紅の情熱』ですね。この話で各キャラクターの色づけが決定したなと思いました。チョウは潜入捜査でナンパするんです。その時に、吹替でしか入ってないんですけど、チョウが"僕のアナコンダを鎮めてほしい"と言うんですよ。言いやがったなと思って(笑)あれは印象に残りました」と、加納と同じく印象深いセリフを引用した。
そして、互いに対する思い出については、加納は「郷田さんがムードメーカーで、そこがパトリックに通じるものがあるんですよ。収録で疲れてきた時、郷田さんがフワッとしてくれるのが座長の座長たるゆえんで。その柔らかさに私たちは助けられました」と語ると、郷田からの「真面目にやってないみたいじゃない」というひと言に会場から笑いが起きた。
さらに、本編終了後に毎回流れる"チャンネルはそのままで"というセリフのトーンが回によって違うのでは?という質問に対して、郷田は「違って聞こえるのは気のせいかもしれません(笑) というのは冗談で、実は何パターンか収録していて、ディレクターがその回に応じて、通常のパターンとかちょっと沈んだパターンとか入れ替えているんですよね」と裏話を披露した。ちなみに、最終話ではこのセリフに何かあるかもしれないとのこと。
『メンタリスト ファイナル・シーズン』は、スーパー!ドラマTVにて二ヵ国語版が毎週水曜22時、字幕版が毎週水曜深夜0時から放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:加納千秋(テレサ・リズボン役)、郷田ほづみ(パトリック・ジェーン役)、喜山茂雄(キンブル・チョウ役)