七王国が玉座を争い、策略と陰謀を張り巡らせながら、しのぎを削る大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。これまでに数多くのキャラクターが劇中で命を落としてきたが、ショーランナーが出演俳優の一人に、「劇中で殺される」とドッキリを仕掛けたところ、意外な反応が返ってきたようだ。
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米Entertainment Weeklyによると、ショーランナーのデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが、鉄諸島の領主ベイロン・グレイジョイの末息子シオンを演じるアルフィー・アレンに、ドッキリを仕掛けたのだとか。二人がアルフィーに渡した偽の脚本には、シーズン2のファイナル・エピソードで、シオンが殺される展開が描かれていたのだ。
同サイトのインタビューでアルフィーは、その脚本には、アイザック・ヘンプステッド・ライト演じるスターク家の次男ブランが、シオンに向かって「ウィンターフェル(スターク家の本拠地)は私のものだ。お前の物ではない」と宣言し、彼の心臓を一突きにすると描写されていたと語っている。ベニオフとワイスは、アルフィーがそのシーンを読んだ時に「ちょっと待ってよ!」などと動揺するのではないかと踏んでいたものの、彼が特に慌てることもなくクールだったため、二人は「脚本は偽物でシオンは死なない」と説明しなければならなかったそうだ。アルフィーは、現在放送中のシーズン6にもシオンとして出演している。
ベニオフとワイスはこのほかにも、イグリット役のローズ・レスリーが人前で歌うことが苦手だと知ると、イグリットが歌うシーンを書き込んだ脚本をローズに渡してドッキリを仕掛ける一幕もあったという。
シリアスなドラマが展開される舞台裏では、ショーランナーによるちょっとしたおふざけが行われている模様だ。劇中と違って現場はほのぼのとしている『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』は、スターチャンネルにて毎週月曜10:00より放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』
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