ジム・キャリー、去年自殺した恋人の件で訴えられる

コメディ俳優のジム・キャリーが、昨年9月に自身との破局を苦に薬物の過剰摂取で自殺した元恋人キャスリオーナ・ホワイトさんの一件で、彼女の夫マーク・バートンさんから訴えられていたことが明らかになった。米Varietyが報じている。

今回の提訴について、バートンさんの弁護士は「私たちのクライアントであるバートンさんは、妻の死について公正な判断を求めています。バートンさんは真実が知りたいのです。我々は、キャリーさんがホワイトさんの死において有罪判決を受けると考えています」と、コメントしている。

一方ジムは、「私が秘密裏に彼の弁護士に会い、事を収めることは簡単ですが、人生にはこの世に存在する悪から自分の名誉を守るために立ち上がらなくてはならない瞬間があります。私や私が愛した人を不当に利用しようとする無情な企みを黙って許すことはできません。キャット(ホワイトさん)の問題は私と出会うずっと前から抱えていたもので、彼女の悲劇は誰にもどうすることもできなかったでしょう。人々がこのようなことから利益を得ようとすることをすぐに終わらせてくれること、そして彼女を安らかに眠らせてあげることを願っています」と、声明を発表している。

今回の訴えは、ジムが"アーサー・キング"という偽名で違法な薬を入手し、ホワイトさんが落ち込みやすく、自殺に進む傾向があることを知りながらも薬を渡したというもので、バートンさんの弁護士は「もし彼女の自殺に関連したこれらの薬が違法だと定められているものであるなら、偽名を使ったことも含めキャリーさんに責任があります」と主張している。

ホワイトさんは昨年9月28日、彼女の自宅で亡くなっているのが発見された。訴状では、ジムは発見される28日より前にも彼女の自宅に設置してある監視カメラにアクセスしており、また、彼のスタッフが24日に彼女が帰宅後、一日以上家を出なかったことに気付いていたにも関わらず、何も行動を起こさなかった点も主張されている。

訴状の中ではジムがなぜホワイトさんに薬を渡していたかについては記されていなかったが、米Peopleが報じた検視官の報告によると、ホワイトさんの携帯電話の中にはジムが送ったメールが残っており、「流し台の下に保管していた自分(ジム)の鎮痛剤はどこにいったか」という内容だった。訴状では、このメールは彼女がすでに亡くなった後に送ったとされている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジム・キャリー
(C)Kazuki Hirata/HollywoodNewsWire.net