『クリミナル・マインド FBI行動分析課』シーズン12の撮影中、アーロン・"ホッチ"・ホッチナーを演じるトーマス・ギブソンが解雇されたことについては当サイトでもお伝えしてきたが、米Peopleとのインタビューで、今回初めてトーマスが現在の心境と今後について語った。
「良い評判を得るには何年もかかるけど、その評判を落とすには1分もかからないって痛感したよ」と言うトーマス。
トーマスは、シーズン12の第2話を撮影中に、製作者の一人で脚本家のヴァージル・ウィリアムズと、ストーリーのことで激しい論争となり、トーマスがウィリアムズの足を蹴ったことで、当初2エピソードの出演停止となったが、その後いきなり製作者側から解雇された。
この件についてトーマスは、「その日は夜遅くまで撮影していた。あるセリフについて、以前に言ったセリフと矛盾して内容が合わないと思い、ヴァージルと話したが、"悪いけど、そのセリフは必要だから絶対に変えられない"と言われた。ガッカリした私は撮影場所に戻り、共演者にヴァージルの言葉を伝えていた時、彼もその部屋に入ってきて、私に向かって歩いてきた。彼が私の横をすれ違いざまに通り過ぎた時、私の足が彼の足に当たってしまった。もしその時に私が動かなかったら、彼が私にぶつかっていただろう。その後、私たちは少し言い争ったが、翌日、私は彼に謝罪した。それだけだよ。それがすべてだ。とあるシーンを撮影後、私は帰宅して、その後、二度と撮影現場に戻れなくなってしまった」と語っている。
またトーマスは「製作者側は、まるで私が存在しなかったように、このドラマから私を消そうとしているように感じるんだ。やりきれない気持ちだよ。でも今は3人の子どもたちと過ごせる時間を大切にして、次に何をするかを楽しみにしているよ。もしかしたら、コメディをやるかもしれないし、舞台に立ったり、監督したり、製作もするかもしれない。私のプライドと評判は傷つけられた。しかし良い仕事をすれば、最終的に人々は覚えていてくれると私は分かっている。今後も良い人間として良い仕事をする多くの機会が必要だ」と、解雇についてショックを隠しきれないながらも今後の抱負を述べている。
トーマスは米CBSにて今月28日(水)に放送開始となるシーズン12の第2話まで撮影を終えているが、彼演じるホッチがどのようにドラマを去るかについて製作者側は言及していない。(海外ドラマNAVI)
Photo:トーマス・ギブソン
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