1988年のカルト映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』を元にしたブラックコメディドラマ『Heathers(原題)』で、校内のいじめの主犯格となる"ヘザース"を演じる役者が決定した。複数のメディアが報じている。
オリジナル映画は、主人公ベロニカ(ウィノナ・ライダー)とボーイフレンドのJD(クリスチャン・スレイター)を中心に、ハイスクール内でのいじめや暴力を描く青春ブラックコメディだった。ドラマ版は現代を舞台に"リイマジネーション"し、シリーズごとに登場人物が異なるアンソロジー形式で、毎回ヒロインと人気はあるものの意地悪な女子グループの関係を描く。この女子グループは全員が"ヘザース"という名前の3人組で、映画ではヘザー・デューク役をシャナン・ドハティ(『ビバリーヒルズ高校/青春白書』)、ヘザー・チャンドラー役をキム・ウォーカー、ヘザー・マクナマラ役をリザンヌ・フォーク(『悪夢の破片』)が演じていた。
そしてこのほど、ドラマ版の"ヘザース"のキャスティングが明らかになった。まず、ジェンダー・クィア(実際の性別と自認の性別が一致しない)で本名はヒースというヘザー・デュークを演じるのは、スタンドアップ・コメディアンのブレンダン・スキャネル。ヘザースのリーダーで大柄な体格が特徴的なヘザース・チャンドラーを演じるのは、ブロードウェイ女優のメラニー・フィールド。ブロードウェイでは、人気ミュージカルの『エビータ』や『ウィキッド』などへの出演経験がある。そして、レズビアンのヘザー・マクナマラ役は新人女優のジャスミン・マシューズが演じる。なお、主人公のベロニカとJDには、『アンダー・ザ・ドーム』のグレイス・ヴィクトリア・コックスと、新人俳優のジェームズ・スカリーが選ばれている。
パイロット版でメガホンを取るのはレスリー・ヘッドランド(『バチェロレッテ -あの子が結婚するなんて!』)、脚本はジェイソン・ミカレフ(『カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権!』)が担当する。(海外ドラマNAVI)
Photo:映画版に主演したウィノナ・ライダーとクリスチャン・スレイター
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