アメリカの政治と権力の中枢である首都ワシントンD.C.を舞台に、政府要人やセレブのスキャンダルを揉み消す凄腕フィクサーの活躍を描く大ヒットシリーズ『スキャンダル』。シーズン4のDVD第1弾レンタル中、DVD Part1発売中、全話デジタル配信中だが、本日12月16日（金）には最終話を含むDVD第2弾レンタル、DVD Part2、Part3が発売となる。それを記念し、究極のヒロインの誕生秘話を語ったインタビュー映像が解禁となった。
今回解禁となった映像は、主演のケリー・ワシントンと大ヒットメーカーのションダ・ライムズが、主人公オリヴィア・ポープの配役が決まったと時のことを振り返るインタビュー。ケリーは「私のエージェントは私のために書かれた作品だ」と言うほど誰もが認めるハマり役だと感じていた。さらに「ションダとは面識がなかった。だから彼女の作品と聞いて、大変な仕事だと瞬時に気が引き締まったわ」とハリウッド屈指の名プロデューサーが手掛ける本作の主役に抜擢された驚きを振り返る。また、ションダも「オリヴィア役は彼女（ケリー）しかいない。本人に会った数秒後には、この役にぴったりだと確信した」とヒットメーカーならではの直感を信じたことで結果的に大成功を収めている。
クライアントの秘密を守るためなら手段を一切選ばず、たとえ相手が政界や財界の大物であろうと意に介することなく立ち向かっていくオリヴィア。元ホワイトハウスの広報官として幅広い人脈を持ち、権力の裏の裏まで知り尽くしている、敵に回してはいけない女性だ。その一方で確固とした正義感と倫理観を持ち、弱者の味方に立つことも少なくない人情家。現職大統領の愛人だったという過去があり、別れた今でも彼への深い愛情に苦悩する場面が多い。そんな強さと弱さを兼ね備えたヒロインが、野心と陰謀の渦巻く弱肉強食の男性社会で逞しく戦い抜いていく姿に、世代を問わず世界中の働く女性が熱い共感を寄せているのである。
アカデミー協会会員の70パーセント以上が男性だと言われているように、アメリカの映画業界はいまだに男性社会だが、その一方で家庭の主婦や働く女性が視聴者として重要な位置を占めるテレビ業界では、古くから女性の作り手たちに幅広く門戸を開き、女性が主体となるドラマ作品を数多く生み出してきた。その中でも、米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたケリー、さらに『グレイズ・アナトミー』や『殺人を無罪にする方法』などの大ヒットドラマを連発するプロデューサー、ライムズという、ハリウッドで最もパワフルな女性たちが生み出したオリヴィアは、現在のテレビドラマ界における究極のヒロインと呼べるかもしれない。
『スキャンダル』シーズン4は、本日12月16日（金）に最終話を含むDVD第2弾レンタル、DVD Part2、Part3が発売となる。
Photo：『スキャンダル』シーズン4
(C) 2016 ABC Studios
