2013年の『それでも夜は明ける』や、2014年の『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』、今年公開した『ドクター・ストレンジ』など、ハリウッドでも大活躍のベネディクト・カンバーバッチ。実は一度もオスカー像を手にしたことがないベネディクトなのだが、来年こそはと期待をかけられている作品があるという。
ベネディクトは新作映画『The Current War(原題)』で発明王トーマス・エジソンを演じる。19世紀後半から蓄音機や活動写真(のちの映画)、白熱電球など1300にも及ぶ膨大な数の発明を行い、現代にも大きな影響を与えたエジソン。映画では、1880年代後半に、エジソンと彼のライバル、ジョージ・ウェスティングハウスとニコラ・テスラとの間に起きた電流戦争を描くという。英RadioTimesによると、本作の米国公開は今年の12月22日が予定されており、この日程は毎年2月末日に開催されるアカデミー賞にはもってこいの時期なのだという。本年度のアカデミー賞にて史上最多の13部門14ノミネートで6冠を達成した『ラ・ラ・ランド』も本国アメリカでは昨年の12月に公開されている。
ベネディクトは2015年のアカデミー賞で主演男優賞(『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』)にノミネートされたが、オスカー像は『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインの手に渡った。
『The Current War』はまだ撮影中の段階だが、本作を手掛ける製作会社のThe Weinstein Companyは、ベネディクトの受賞を確信しているという。共演者にはキャサリン・ウォーターストン(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)、ニコラス・ホルト(『X-MEN』)、トム・ホランド(『スパイダーマン:ホームカミング』)、マシュー・マクファディン(『リッパー・ストリート』)らが名を連ねている。(海外ドラマNAVI)
Photo:ベネディクト・カンバーバッチ
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