『ダウントン・アビー』のあの人、摂食障害の過去を告白

上流社会と使用人との間で巻き起こる愛憎劇を描き、世界中を虜にした世紀最高の傑作英国ドラマ『ダウントン・アビー』で、三女シビル・クローリーを演じたジェシカ・ブラウン・フィンドレイが、14歳から摂食障害に苦しんできたことを明らかにした。

英Telegraphによると、現在27歳のジェシカは、「若い女優の典型的なルックス」というプレッシャーに当時苦しんでいたという。「1サイズ小さい衣装が着られるからといって、演技のうまい俳優にはなれないと思うの。細いことは、頭の中身とは全く関係がないことね」と語るジェシカ。「今、ハムレットの舞台をやっているのよ。この作品は、精神面での健康状態について多く語られているわ。私が摂食障害になったのは14歳の時だった。"美"や"成功"がどんなものなのか、理想を掲げることはできると思うけれど、それがルールにはならない時が来ると思うわ。そうなった時に、うつ病などについて成熟した会話が持てると思う」と述べた。

インタビュアーが、"どうして今このことを告白する気になったのか"と尋ねると、「話しづらいことも、勇気をもって話し合いをしてみると、話せるようになっていくものだし、孤独感も和らぐの。実際、私もそうだったから。セラピーを受けて、自分自身と向き合い、心の安定を取り戻し、自分に自信を持ち、健康になるために、口を開くことにしたの。私はすごく長い間、孤独で、自分の殻に閉じこもっていた。でも、自分のことを話すようになって自信が持てるようになり、卑屈にならずに自分を大切にすることを決めたの」とジェシカは語った。そんな過去の葛藤を語ったジェシカが出演している舞台『ハムレット』は、ロンドンで4月8日(土)まで上演されている。

Photo:『ダウントン・アビー』
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