ヤバさ全開の痛快アクションサマームービー『ヒットマンズ・ボディガード』が、今月よりNetflixにてストリーミング配信されることは以前当サイトでもお伝えしていた通り。SNSでも賑わいを見せた本作にて、大ヒット映画『デッドプール』でブッ飛びヒーローを演じたライアン・レイノルズがクソ真面目なボディガード役を演じていることがわかった。
東ヨーロッパの独裁者が被告となる裁判のため、証人として世界最悪の殺し屋・ダリウスを国際司法裁判所に連れて行く護衛を引き受けることになったのは世界最高のボディガードのマイケル。長年の宿敵として銃を向け合ってきたダリウスとマイケルがなぜか共に旅することになり、独裁者に命を狙われながら、イギリスからオランダのハーグまでの道中で型破りな逃走劇が巻き起こる。
ボディガードのマイケルを演じたライアンは「彼は非常に自惚れた自信過剰な男で、自分の頭の中で自らを理想化して美化している。自分はトリプルAランクの、世界最高峰の男だと信じているが、映画の進行と共に、それはまったくの思い上がりであることに気づいていくんだ。我々が最初に遭遇するマイケルは絶好調に見えるけど、それからすぐにどん底に落ちていくんだよ」と自身の役どころを説明する。
そして、マイケルが警護するサミュエル・L・ジャクソンが演じた世界最悪の殺し屋・ダリウスと比較し「豪快で賑やかなダリウスのワイルドでアンチヒーロー的なキャラクターと比較した時、マイケルはむしろ真面目で不機嫌なタイプに見えるように持っていったんだ」と明かす。続けて「長い格闘シーンは、本当に撮影していてエキサイティングだったよ」と振り返る。「ジャッキー・チェンの作品は、シーンの中で怖がる様子を見せることを恐れないところがすごいんだ。そわそわと落ち着かず、この先どうなるかがわからない不安な表情をあえて見せてくれる。そうすることで、観客の中にも不安や恐怖を呼び起こすことができる」とジャッキーのアクションを分析し、「僕がアクションをやる時も、あごの筋肉を時々鳴らしながら薄目で相手を見下ろし、"悪い奴らを全員叩きのめしてやる"という自信に満ちた奴を演じることは好きじゃない。本作のアクションで気に入っているのは、マイケルは東欧のどこかで鯉を飼っているイカレ男に追いまわされ、死ぬほど怯えているんだよ。そいつは何としてでもマイケルを殺そうとしていて、その執念は恐怖そのもの。だからこそ、怯えてビビった演技をあえて取り入れるアクションシーンの撮影はとても楽しかったんだ」とこだわりのアクションについても言及する。
『デッドプール』で披露したブっ飛んだライアンとは対象的に"クソ"真面目なボディガードがどんなトラブルを巻き起こすのか? Netflixオリジナル映画『ヒットマンズ・ボディガード』は、8月25日(金)ストリーミング配信。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナル映画『ヒットマンズ・ボディガード』