"ミステリーの女王"として知られるアガサ・クリスティーの名作小説を、豪華キャストでよみがえらせた『オリエント急行殺人事件』。この度、名優たちの共演により、全く新しいエンターテイメントに生まれ変わった予告編及び、ポスタービジュアルが到着した。
到着した映像の冒頭では、トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットと"正しき者の守護者"と世間から呼ばれているという世界一の名探偵エルキュール・ポアロのやりとりが映し出される。ポアロが眼光鋭く射すくめたラチェットはやがて刺殺されてしまう。「乗客全員が容疑者だ」と断言するポアロは、共通点といえば目的地のみで、境遇はさまざまな教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人、車掌の13名の捜査を開始する。列車の外へ逃げる影や、ポアロに詰め寄る者、拳銃を構える者、暴力を振るう者、泣き叫ぶ者―。殺人事件を描いてはいるものの画面が煌びやかなのは、65mmフィルムで撮影されただけでなく、"この列車には、名優たちが必要だった"とのコピーが示すように"出演者が全員名優"という豪華さからだ。
クリスティーを曾祖母にもつアガサ・クリスティー社(ACL)会長兼CEOのジェームズ・プリチャードは「曾祖母は列車が大好きでしたし、実際に彼女はオリエント急行でたくさんの経験をして、それら全てが彼女の描くストーリーにつながりました。『オリエント急行殺人事件』は、彼女にとって間違いなく特別な作品です」と明かしており、これだけの豪華キャストが終結したことも理由とも言えるだろう。さらに「ケネス・ブラナーが演じるポアロは、今までのポアロよりもスタイリッシュで、よりアクティブ。そして、これまでのポアロとは違ったアプローチで列車の外でのシーンもある」と彼を演じるケネスに太鼓判を押し、原作を知っている人に対してもサプライズがあることをほのめかす。
到着した映像やビジュアルで確認できるキャストだけでなく、『シャーロック・ホームズ』の脚本も担当したサイモン・キンバーグらが、ブラナーとともにプロデューサーを務めていることも "豪華すぎる"ことを認めざるを得ない。ケネスのほか、ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、ミシェル・ファイファー、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチ、ウィレム・デフォーといった豪華キャストが集う『オリエント急行殺人事件』は12月8日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『オリエント急行殺人事件』
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation.