大ヒット大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターコンビであるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが、『スター・ウォーズ』の新たな映画シリーズの脚本・製作に取りかかることを、米ルーカスフィルムが発表した。
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今回発表された映画シリーズは、『Star Wars: Episode IX(仮題)』(J・J・エイブラムス監督)で幕を閉じる"スカイウォーカー・サーガ"や、現在ライアン・ジョンソン(『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』)が着手している新たな3部作とは別のものだという。
ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、「デヴィッドとダン(ワイス)は今日活躍するストーリーテラーの中でも最高の人材。複雑な登場人物や深みのある物語、豊かな神話を意のままにする手腕で、新たな地平を切り開き、『スター・ウォーズ』を勇敢に前に推し進めることでしょう」とコメントしている。
また、ベニオフとワイスは、「1977年の夏、私たちは遥か彼方の銀河系へと旅をして、それ以来ずっと夢を見続けています。機会を与えていただいたことを光栄に思い、責任の重さに少し恐れをなしていますが、『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章が完結し次第、すぐに取りかかるのをとても楽しみにしています」と共同声明を出している。
なお、ベニオフとワイスは、アメリカで奴隷制度が続く改変歴史を描く米HBOのドラマ企画『Confederate(原題)』に着手する予定だったが、内容が物議を醸していること、また二人が『スター・ウォーズ』プロジェクトに取りかかることから、同作の先行きは不透明になっていると、米Hollywood Reporterは伝えている。HBOは企画の行方についてまだコメントを出していない。
さらに、上の発表と合わせて、米ディズニーのボブ・アイガーCEOは、ディズニーが新しく立ち上げる映像配信サービスに向けて、『スター・ウォーズ』のTVシリーズ企画を複数動かしていることを明らかにした。
ベニオフとワイスが手掛ける映画シリーズの公開日はまだ明らかになっていない。『スター・ウォーズ』関連でいうと、若き頃のハン・ソロが活躍する最新映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が6月29日(金)劇場公開。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』現場でのデヴィッド・ベニオフ(右はジェイソン・モモア)
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