米ABCでシーズン14が放送中の人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』から、二人のレギュラーキャスト、ジェシカ・キャプショー(アリゾナ・ロビンス役)とサラ・ドリュー(エイプリル・ケプナー役)が降板することが明らかになった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
正式な更新発表はまだだが、1月に主演のエレン・ポンピオがABCスタジオとの契約を2年延長したことから、シーズン15、16の製作はほぼ確定したと見られている同作。しかしジェシカとサラは現在放送中のシーズン14をもって去るという。シーズン5から加わったジェシカと、シーズン6から参加するようになったサラは、これまでおよそ200話に出演してきた。そんな二人の降板理由について、ショーランナーと製作総指揮者、脚本家を兼任するクリスタ・ヴァーノフは純粋に製作上の判断だと説明。「脚本家としての私たちの仕事は、キャラクターがどこへ進むかを追うことであって、時には愛しているキャラクターにお別れを言わなければならないこともあるの」と述べている。
しかし、一部では別の理由がささやかれている。二人を削らなければならなくなったのは、エレンの契約更新による大幅な昇給が原因だという説だ。エレンは主演のほか、シーズン14より製作にも名を連ねており、現在製作中のスピンオフドラマからの収入もあって、先日の更新後には一話あたり57万5000ドル前後(約6億円)、1シーズンで2000万ドル(約21億円)と、ドラマシリーズの女優として最高の金額を手にすることになると報じられている。
なお、シーズン14をもって去るレギュラーはジェシカとサラだけとのこと。降板劇が発表された今月8日(木)に第14話が放送された同シーズンは、全24話となる予定。ジェシカとサラは一体どんな形で病院を後にすることになるのだろうか。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』
(C) ABC Studios