『リーサル・ウェポン』、主演のクレイン・クロフォード抜きでシーズン3を制作?

1980年代から1990年代にかけてメル・ギブソン&ダニー・グローヴァー主演で大ヒットした映画シリーズのTVドラマ版『リーサル・ウェポン』。主人公コンビの一人、マーティン・リッグス刑事役のクレイン・クロフォードの態度が原因で、同作シーズン3の制作決定判断が揺れている旨をお伝えしていたが、この度、そのクレイン不在でシーズン3へ続く可能性が高くなったようだ。米TV Lineなど複数メディアが報じている。

本国アメリカでは、5月8日(火)にシーズン2の最終話が放送されたばかり。クレインはそのエピソードには出演していたものの、報道によると現在はすでに降板させられており、製作/放送会社であるワーナー・ブラザースとFOXはシーズン3からのリッグスを演じる新たな俳優を探しているという。適切なキャストが見つかるか否かで、次シーズンへの更新が確定するようだ。この件について、ワーナー・ブラザースとFOXから正式なコメントは発表されていない。

事の発端は、当サイトでもお伝えした通り、クレインがロケ現場で感情的になったりイライラした雰囲気をもたらすことがあり、たびたび注意を受けていると言われていること。その影響でほかのキャストがクレインとの撮影を拒むまでなっているそうで、相棒ロジャー・マータフ役のデイモン・ウェイアンズに至っては、すでに彼とは口もきかない状態だという。

そんな現場の状況を受けて、作品そのものは高視聴率を記録しているにもかかわらず、シーズン3への更新はまだ決定していない。渦中のクレインは、自身の態度への批判が集まっていることに対し、2度の叱責を受けた事実を認めた上で謝罪し、治療としてのセラピーを受け、ギャラの多くは迷惑をかけた製作スタジオの部署に渡したことを先日明らかにしていた。

本国で放送が終了したばかりのシーズン2で幕を下ろすのか、もしもシーズン3で新たなリッグスが登場するのならどのような形でストーリーが続けられるのか、気になるところだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『リーサル・ウェポン』シーズン2
(C)2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.