昨年セクハラ疑惑を報じられ、主演していた米Amazonのコメディドラマ『トランスペアレント』を降板したジェフリー・タンバーだが、一家の大黒柱ジョージを演じる『ブル~ス一家は大暴走!』には続投することをNetflixが発表した。米TV Lineが報じている。
『トランスペアレント』でシーズン1からシーズン4まで主演を務め、その演技でエミー賞、ゴールデン・グローブ賞を獲得するなど高い評価を得ていたジェフリー。しかし、彼からセクハラを受けたという証言が複数上がったことを受けて、番組から降板していた。セクハラを訴えた人の中には、『トランスペアレント』にゲスト出演するキャストもいた。
降板が決まった当時、ジェフリーはAmazonに「大いに失望した」と声明を発表し、同社の内部調査が「深刻な欠陥を抱え、私たちが苦しめられている政治的雰囲気に偏っている」とコメントしていた。
人気ファミリーコメディ『ブル~ス一家は大暴走!』は、2003年から2006年まで3シーズンにわたって米FOXにて放送された後、Netflixにて2013年にシーズン4が製作されていた。セクハラ騒動が持ち上がった際、すでにシーズン5の撮影は終了しており、報道がどのような影響をもたらすかは長い間不明だった。しかし今月初め、クリエイターのミッチェル・ハーウィッツはシーズン5の配信が近いことを発表。ジェフリーが出演することも明らかになった。
『ブル~ス一家は大暴走!』にシーズン1から出演してきたジェフリーにセクハラ騒動が起きた際、共演者たちは彼をサポートする姿勢を表明。トバイアス・フュンケ役のデヴィッド・クロスは「全員の意見を代弁することはできないけど、僕をはじめとした多くの人はジェフリーを支えるつもりだよ」と述べていた。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジェフリー・タンバー
(C) Pauline French/FAMOUS