大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のスピンオフでシアトルの消防署を舞台にした『Station 19(原題)』。本作に主演するジェイナ・リー・オルティス(『ローズウッド〜マイアミ私立検視ラボ』)が、キャスティングが決定した瞬間のエピソードを米Buildのライブインタビューで語っている。
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本家でベン・ウォーレン医師を演じ、本作にもレギュラー出演するジェイソン・ジョージとともにインタビュー番組に出演したジェイナは、製作総指揮のションダ・ライムズからオファーを受けた時のことや、撮影で苦労した点などを打ち明けた。
「ライムズと会った時、私はとても緊張してたの。だってあの"ションダ・ライムズ"よ! すごく貫禄があったわ。その数日後、エージェントから電話があって"ライムズが君を『グレアナ』スピンオフ作品の主役に"と言ってるんだ」と言われたの。スピーカーフォンで話をしていたんだけど、私よりも主人(ブラッド・マルケス)がそれはもう興奮しちゃって。彼は(米)FOXの『The Gifted ザ・ギフテッド』で脚本を書いていて業界事情に詳しいから、それがどんなに凄いことなのかわかっていたのね。彼があんまり興奮してるから私もエージェントが話し終えるのを待ちきれずに、"わかったわ!で、私はいつ、何をすればいいの?"ってまくしたてちゃったのよ」と興奮冷めやらぬ様子で話した。その後撮影が開始されるまで3カ月あったが、その間「消防隊員」を演じるという事以外詳細は全く明かされなかったとのこと。
一方、『グレアナ』から引き続きの出演となるジェイソンは、ジェイナがオファーされた数日後にライムズから旅先に電話がかかってきて、「新しい番組に出演してもらいたいんだけど」とオファーを受けたと話す。出演キャストにも直前になるまでストーリーを明かさないのがライムズのやり方だそうで、脚本を手にするのは撮影の1日~2日前なのだとか。
また『Station19』のロケでは消防用の防護服を着ている時間が多いが、これがとても重くて70ポンド(約31キロ)もあるのだそう。撮影中はかなり汗をかくため、休み時間に上から下まで着替えねばならず、喉が渇いて1日1ガロン(約3.8リットル)もの水を飲むのだとその苦労を語った。
『Station19』には、本家からメレディス(エレン・ポンピオ)や、ベンの妻ミランダ・ベイリー医師(チャンドラ・ウィルソン)も出演したりと、本家とのつながりが垣間見られる展開となっている。米ABCにて5月17日にシーズン1最終話を放送終了し、シーズン2の放送開始日は現時点では未定だ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Station19』
(C) ABC/Ed Herrera