シーズン5で幕閉じることが決定した不倫サスペンスドラマ『アフェア 情事の行方』で、主人公ノアと不倫関係に陥るアリソンを演じたルース・ウィルソン。イギリス出身の彼女が、ファンタジー小説をドラマ化する英BBCの作品で、ジェームズ・マカヴォイ(『X-MEN』シリーズ)らと共演することがわかった。米Varietyが報じている。
ルースが出演するのは、フィリップ・プルマンによるファンタジー小説三部作「ライラの冒険」のドラマ版。個々の人間に分身的な動物"ダイモン"が存在する世界が描かれる本作の主人公はオックスフォード大学の寮に住むライラ。彼女の周りで子どもが連れ去られる事件が相次ぎ、ライラの親友と叔父のアスリエル卿も失踪してしまう。そこで彼女は行方不明者を探し出すために、失踪した人々が北極でゴブラーという組織の実験台になっていると耳にし、現地へ旅立つ...というあらすじになるそう。
ルースは冷酷な性格をしたライラの母親マリサを演じ、アスリエル卿にジェームズ、ライラ役には、映画『LOGAN/ローガン』でウルヴァリンの娘とも言える、ローラを演じたダフネ・キーンがキャスティングされている。そして、ライラが旅の途中で出会うカリスマ的な気球乗りリー・スコーズビーを演じるのは、リン=マヌエル・ミランダ。彼は、大ヒットブロードウェイミュージカル『Hamilton』で演出&主演を務め、一躍時の人となった俳優。また、ディズニー映画『モアナと伝説の海』の主題歌「How Far I"ll Go」などを手掛けた作曲家でもある。
全8話となるシリーズの第1&2話で監督を務めるのは、映画『英国王のスピーチ』でアカデミー賞監督賞を受賞したトム・フーパー。アンソロジードラマ『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』や『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描く舞台『Harry Potter and the Cursed Child』などで脚本を担ったジャック・ソーンが、ペンを執る。
「ライラの冒険」シリーズの第1巻「黄金の羅針盤」は、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』のタイトルで映画化され、ニコール・キッドマン(『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』)、エヴァ・グリーン(『ナイトメア ~血塗られた秘密~』)が出演していた。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アフェア 情事の行方』
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