(本記事は『ウォーキング・デッド』の重要なネタバレを含みますでご注意ください)
大ヒットサバイバルパニックドラマ『ウォ−キング・デッド』に主人公リック(アンドリュー・リンカーン)の息子カール役でレギュラー出演していたチャンドラー・リッグス。シーズン8の中盤で本作を降板することになった彼は、自身の去り方は素晴らしいものだったと振り返っている。米Screen Rantが伝えた。
カールはセディクをアレクサンドリアに連れていく際にウォーカーに噛まれてしまい、シーズン8第8話で最期を迎えた。幸いにも、彼の人生の中で大切な人々に別れを告げるための手紙を書く時間を持つことはできたが...。
本作ではこれまでも何人ものメインキャラクターが亡くなってきたが、原作コミックにおいて現時点では生存しているため、ファンも彼の死には衝撃を受けざるをえなかった。当初はチャンドラー自身も『ウォーキング・デッド』を去ることは望んでいなかったとコメントしており、彼の父もソーシャルメディアを通して放送局の米AMCを批判するほどだった。
しかしこのほど、チャンドラーは『ウォーキング・デッド』のコンベンションに参加し、カールの死には驚き悲しんだものの、キャラクターの卒業が作品の中で上手く機能していると感じたことを明かした。「良い最期になったと思う。脚本を読んだときはとても奇妙な感じだったんだ。その数分前まではそんなことが起こるとは思わなかったから。とても気の滅入ることだとも思った。でも、実際にそれをやって、良い終わりを迎えられたと、自分のパフォーマンスにかなり満足しているよ。もちろんこれを経験することは恐ろしいことだったけど、素晴らしい旅立ちだったと思う」
このようなメインキャラクターが死んでしまう展開はいつもある程度のリスクを伴うものだが、チャンドラーに続いて、リック役のアンドリューが今秋スタートするシーズン9を以ってシリーズを去ることが決まっており、『ウォーキング・デッド』は"グライムズ"なしで今後新たな道を進むことになる。
『ウォーキング・デッド』シーズン9は10月8日(月)よりFOXチャンネルにて日本最速放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン8より
© Gene Page/AMC