傑作が多いのも納得! Netflix&Amazonが英国ドラマに費やした製作費は〇億円!

最近は配信サービスの台頭がめざましいが、昨年NetflixとAmazon Prime Videoが1.5億ポンド(約215億7408万円)もの製作費を英国ドラマにつぎ込んでいたことが明らかとなった。

英The Guardianによると、NetflixとAmazonが海外シリーズに費やした製作費は前年比で20パーセントもアップし、この中には比較的小規模なYouTubeや、英国のプロダクション会社による作品も含まれているとのこと。

総合的に英TVプロダクション部門の歳入は、『女王ヴィクトリア 愛に生きる』『SHERLOCK/シャーロック』『もう一人のバーナビー警部』といった作品が海外で2億1800万ポンド(約313億5434万円)もの売り上げを出したことにより、27億ポンド(約3883億円)という新たな記録を打ち立てた。

わずか数年で、Netflixは『ザ・クラウン』、Amazonは『グランド・ツアー』などのヒット作を製作し、海外放送局による英国のコミッションにあたる5億4900万ポンド(約789億611万円)の3分の1を占めるようになった。

TVプロデューサー協会の最高経営責任者ジョン・マクヴェイは、「NetflixやAmazonといったプラットフォームが、創造性とクオリティを提供できる英国プロデューサーと仕事をしたがるのも無理はないでしょう」とコメント。

協会によるとNetflixとAmazonが使った1.5億ポンドは、ITVとChannel4、BBCやSkyなど英国内のTV会社と英国プロデューサーが手掛けた番組製作費21億ポンド(約3018億6454万円)のうち7パーセントに過ぎない。

これだけの製作費がつぎ込まれているのだから、英国作品が傑作揃いなのも納得だと言えそうだ。(海外ドラマNAVI)

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『グランド・ツアー』