『英国スキャンダル』&『ボラット』のあの人が、『ボヘミアン・ラプソディ』フレディ役を降りた理由とは?

世界的に絶大な人気を誇る英ロックバンド、クイーンと、そのボーカリストだったフレディ・マーキュリーの生き様を描く映画『ボヘミアン・ラプソディ』で主役を務めているのは、サイバー・サスペンスドラマ『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』の主演でお馴じみのラミ・マレックだ。しかし彼に決定する前に、『英国スキャンダル ~セックスと陰謀のソープ事件 』のベン・ウィショーと、映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の主演で知られるサシャ・バロン・コーエンが、フレディ役を断っていたというのだ。英Metroが伝えている。

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サシャは2010年にフレディ役に決定していたものの、2013年にプロジェクトから降板。2016年のインタビューで、クイーンのメンバーの一人と映画の方向性について、意見が食い違ったことが理由だったと明かしている。サシャはバンドやフレディの核心に触れる内容にしたかったのに対し、メンバーはクイーンの功績を維持する作品を求めていたとのこと。

対するベンは、2013年にサシャの代打でフレディ役を演じるのではないかと報じられていたが、正式に契約は交わさず仕舞いだったという。その翌年も、ベンはプロジェクトに携わっていたが映画の製作自体が頓挫状態となり、彼もプロジェクトから降りてしまった。

そして2016年にラミに決定した訳だが、最終的にバンドメンバーは結果に大満足だったようだ。ギタリストのブライアン・メイが、「ラミは素晴らしいよ。彼を見つけることが出来て本当に良かった。あらゆる点で彼は申し分ない奴なんだ。一緒にいても楽しいし完璧に仕事に打ち込み、信じられないほど才能がある。本当に凄いんだ! まさにフレディ役にピッタリで、これ以上の作品は作れなかっただろう」と手放しで褒めている。

そんなラミがフレディ役で主役を務める『ボヘミアン・ラプソディ』は、全国ロードショー中。(海外ドラマNAVI)

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『ボヘミアン・ラプソディ』
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サシャ・バロン・コーエン (C) NYKC/FAMOUS
『英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件』
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